+ a piece of Works
額装しましたのは、以前、テンペラ画の作家様に作った額縁です。彫ったところに金属入れましたが、今回は重くなる気がしてやめました。 同じデザインでも、ラワン材使ったのと彫りのところをヤスリかけてカーブつけたのと、マットな黒で、柔らかいイメージ。 あたたかみがあった方がよいかもと、絵の後ろを赤い色で着色しました。
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7月に銀座で個展、と決まった時、「銀座」というイメージにちょっと気後れしてしまいました。
私のは合わない気がしたのです。
そこでちょっとセーブかかってしまい、あまり自由に作れなくなった気がします。
その中で、油彩画とか描くかたが見にいらしたら、とキャンバスのサイズに作った中の一点。
F6 で窓寸法は 380 × 284 。
いかにも額縁、というデザインです。
以前この形で正方形に作ったことがあります。
結構気に入っていて、また作ってみたいと思っていた作品でしたので再チャレンジしました。
以前はラワン材でしたので柔らかい風合いでしたが、今回はタルクという石の細かーい粉で片栗粉みたいなのに、膠を混ぜて木に塗り重ねしましたので、カッチリ硬い仕上がりに。 木目を消すためとエッジやみぞのラインをやわらかくするために石粉の上塗りをしました。
額縁の王道だなーと思うデザイン。 銀座での個展の時の額縁は真面目だったと思っています。
今度はもっと弾けたい気分。
こういうのも作り、もっと凝ったのも作れて、自由奔放なのも作る、みたいに、自由に動き回れるチカラをつけていきたいと思って、今、古典額縁のお教室に通っています。
イタリアで額縁を学んでこられた先生の時間に変更していただいたばかりですので、これからきちんとした古典額縁の技術や彫刻刀の研ぎ方、ほか色々学びたいと思っています。
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