+ a piece of Works
相変わらず、大人気のチークの十字架ですが、買ってくださった方々はそれぞれそのままでなく額装を楽しんでくださっています。
今回インスタグラムにアップしてくださった 「gardendaisuki」さんはクリスマスに向けて色々に飾った写真をアップしてくださいました。
ドライフラワーとか色々飾りたいので、一回り大きくして奥行きを2cm にというご注文でした。
きっと色々楽しむにはスタンド式にした方がいいのでは、と思い、後ろにスタンドを作ってみました。
以前アップしたスタンドタイプは、この作品の後に作ったもので、この十字架のチークが最初にスタンドをつけた作品です。
額縁の底も少し斜めにしてディスプレイしやすくしました。
真鍮の棒を曲げて作り、他の金具も試行錯誤して全て手作り。
新しいアイデアが生まれ、そしてチャレンジして上手くいって、こうして少しづつ出来ることが増えて行くのはとても嬉しいことです。
時折思うのは、今回の金具とかもそうですがバリ島とかの家具や雑貨によく似ているかなーと。
便利な機械もなく、綺麗に切れる道具もなく、気楽にまあいいかーみたいに作っているであろう、味わいのある家具や雑貨の数々。
額縁作る前からそういう人の手作りの気配が伝わってくる手仕事が大好きでした。
まあいいかーなんていうのも結構好きです。
でもなぜか、どんなにちぐはぐであっても最後うまく辻褄合わせて完成させてしまう感覚もすごいなーと感心しています。
「 gardendaisuki 」さんの家やお庭には味わいのあるアンティークや雑貨がたくさんで、お庭には大好きな草花が数えきれないくらい。
お花の名前も次々出てきます。
その草花と味わいのある数々の雑貨がとっても素敵に飾られている、手作りの棚や窓やエトセトラ!
本当にお好きなんだな〜〜と、楽しそうに話していらっしゃるのを聞きながら、ウキウキすることがたくさんあるのはいい人生、幸せなことだな〜と改めて思いました。
そんな素敵なお庭やガーデンライフ、ぜひインスタグラムでごらんになってみてくださいね!
↓ 林 陽子さんのインスタグラムです。
「サブリエ」は、国分寺駅近くのマンションの半地下にありますが、入り口の階段もせまくて、そこの通称「アンティーク アベニュー」は、案内に書いてあったように本当に見過ごしてしまいそうです。
けれど、階段降りればアンティーク好きな方は、きっと、わ〜〜ステキ!と声あげたくなるお店が数店並んでいる、ワクワクする空間!
その中の一軒がギャラリー「サブリエ」
外見も素敵ですが、一歩入れば壁も何もかもいい感じです。
今回はさらに西田さまのシックな銅版画の展示も加わってとてもキリッとした大人っぽい空間になっていました。
どの額縁も絵に似合っていて、やはり額装にセンスある作家さまだなーと改めて思いました。
そんな中に、一緒にWAMの額縁に作品入れ展示してくださっていて……
ほんとうにありがたい事ですね!
そして、偶然に今回のご縁をくださった同じ国分寺の「くるみギャラリー」のオーナーのご主人l様がいらしていて、お礼をお伝えできました。
個展で知り合った方のグループ展で、初めてくるみギャラリーを知ったのですが、オーナーの奥様にWAMのお葉書と名刺渡しましたら、「サブリエ」が似合いそう、とご紹介くださって早速その足でサブリエに行かせていただいたのです。
でも、7月のWAM初の月光荘での個展でたまたま通りががりで入られた方が、国分寺のくるみギャラリーでグループ展される、と案内ハガキくださったのが西田さまとのご縁ができるきっかけの最初でした。
偶然親しい友人が国立で絵の展示するのと重なって、藤沢から国分寺のくるみギャラリーに気軽に立ち寄れたのもあり、いろいろなことが重なって、偶然ではないような、嬉しい出来事です。
その方も個展会場にいらしてくださって、お会いしたのが7月の個展以来でしたのでちゃんと直接お礼言うことできてよかったです!
ここでもありがとうございました!とお伝えしたいくらい、これからのわたしにとって意味ある大きな経験ができた良い出会いだったと思います。
国分寺の「サブリエ」では、今、西田陽子さんがWAMの額縁をいくつか使って個展をしていらっしゃいます。
過去の作品から選んでいただいた額縁に作家さまがとっても素敵に額装されて、インスタグラムにアップしていたのを拝見させていただきました。
アンティークも一緒に展示販売しているとのこと。
大好きですので、色々楽しみです。
明日個展にお伺いするのですが、今回は一点だけ、お預かりした作品に合わせて額縁を作りましたので、額装して持っていく予定です。
作品はブラウン系でしたので、、絵に合わせてチークのステインで軽めに仕上げました。
ステインの色も作品によって変わります。
クリスマスが近いから、と十字架の彫りの入ったのを一点選んでくださっていたので、私もクリスマスを意識して十字架を入れてみました。
以前習っていましたテンペラ画は昔の宗教画で描かれていた技法ですので、模写するのも宗教画が多くて、聖母子像や天使、など、宗教色いっぱいです。
そんな絵が大好きですので、キリスト教でない我が家にも模写した作品や大昔のヨーロッパ旅行で買ってきたイコン画など、何点か飾られています。
おまけにアンティークショップで買ったのが壁掛けタイプの真鍮の聖水入れ。
家に来た友人に聞いてみると、やっぱりキリスト教かなと思える、とのこと (^.^)
キリスト教でなくても、聖母子像や十字架は魅力があり、人を惹きつけるチカラがあるように感じます。
おまけにクリスマスの飾りもロマンティックです。
「クリスマス」はきらびやかであり、賑やかで楽しかったり、だからこそ寂しかったり、孤独感だったり……
ふだん思わないことも考えたり感じたりできる不思議な時間……
きらびやかな飾りの中にシックな額縁が一点あるだけで、クリスマスの厳かな空気に少しは貢献できる気がします。
ぜひ足を運んでくださいませ。
[Works] 木目のある額縁 に作品アップしています。
西田陽子さんの銅版画展で展示される7個の楕円を一個だけアンティーク風に仕上げました。
安いガサガサのベニヤには以前から興味ありましたが、今回は生地にベニヤ使っていますので、好きな「風合い」にチャレンジしてみました。
風化の風合い出すために、傷つけて、ステイン塗装して、荒いやすりかけて、木の粉や土も使って、エトセトラ………いじくり廻し……
さらに、釘もサビ加工したら、丸い頭の「丸頭釘」がつるつるでなく錆びて形が崩れたようないい感じになりました。
残りの6点は、膠と土で塗り重ねして木肌をなくしました。
レッドオーカーを塗装した後、さらに色々な色を混色して作った真っ黒でないグレーブラック?を下の色が見えるようにムラに塗装しました。
今回初めて4〜5色混色して作ったグレーブラックでしたが、塗装している時にはじめてでない感じがあり、なんだろう?と、心のすみでひっかかっていた何か…………思い出したのですが、学校の黒い黒板の色!マットな風合いも!
うすーく薄めたホワイトでホコリ加工したのもチョークを消した後にうっすら白く残るのと似ています。
と、いまこの日記書いていて気付いたんです。
きっとこの表現なら、想像つく事でしょうね。
もうすこしレッドオーカーが見えるようにしたらよかったかなとも思いますが、黒一色かと思ったら、ほんのり赤みが……みたいなのも良いのかも知れないのかな、とも。
二種類の楕円額縁は 「Works」にアップしています。
もうじき始まる「西田陽子銅版画展」楕円の額縁の注文です。
それを6個並べて展示されたいとの事。
生地の時点でもインパクトあるので思わず撮ってしまいました。
楕円の額縁はあまり見かけませんから、作品が額装されてずらりと並ぶのはきっと目を惹くステキなコーナーになりそうです。
シックに品良く、銅版画に勝たない色合いや風合いにしようと心掛けました。
写真はまだ生地のままですがもう完成して、今日、作家さまのところに届くように発送いたしました。
幅広のチークの木の板から適当な場所を選んでジグソーで額縁サイズに切り出しました。
彫刻刀やルーター使って彫っていたところ、ポロっと穴が空きました。表面は綺麗でしたので全く見えず、あ、と一瞬焦りました。高くしたいところに穴が大きくあったらやり直しになるかもしれないからです。
ですがですが、驚くほど本当にちょうど良いところにすごくいい雰囲気を作ってくれたのです!
彫っていた溝に沿っての、虫食いか何かの縦長の穴……写真には写っていませんがもう一箇所、右下にも小さく……
その額縁の仕上げはステインをしっかり塗るというよりは、ガサガサの木の風合い残しステインも軽くして、枯れ木のイメージを考えて作っていましたので、その穴はまさにイメージ通りに額縁の雰囲気を盛り上げてくれたのです。
あと少し切り出しの時右に、左にずれていたら…………でもそれもいい感じだったのかもしれないですね。
チークは硬いところとすごく柔らかく崩れやすいところの差が大きい木です。削っていると高さのあるところが崩れてしまう事があります。
最初はまずい!と思いました。でも、柔らかいところは時が経つと真っ先に欠けてしまうんだな〜〜と思った時、そのままにしておくことにしたのです。
きっとなんとか綺麗に保って作ってもそこはいつか真っ先に崩れてしまうんだから、経年劣化の先取り、と考えることにしました。
それでいいとした時、仕上がりはチカラの抜けたナチュラルないい雰囲気になりました。
時を経て劣化した風合いや使い込んでできた傷、それをまた綺麗にしてまた時がたって…………
そんな風合いが大好きです。
気をつけて他のは綺麗にしていたのに、個展で展示していた、ずっと家に飾っていた額縁のお掃除うっかりしていて、埃がついていました。
それが売れた時、すぐ綺麗にします💦と言ったら、いや、そのままにしてください、そのままがいいんです、と。
家で気付いていたらきっとお掃除していました。
その言葉になるほど、埃も、と。
額縁屋としてはアンティークショップと違って、本物の埃は許されることでは ないのですが、
でもその額縁に関しては、チョピリ、いえ、すごく、嬉しい一言でした。
[Works]の「木目のある額縁」にアップしています
7月の創作額縁個展の案内状の写真の真ん中、終わった後のお礼の葉書でも主役に抜擢された、十字架のチークの額縁。
この額縁を買ってくださった方々は、ハガキのこの作品を見てわざわざギャラリーまでいらしていただいたり、なんだか気になるとのことで買ってくださったり……
そしてなぜか、皆さま、ゆっくりでいいです、私のペースでどうぞ、個展後の他の注文を優先してください、こちらにお嫁入りする日を気長にお待ちいたします、と言ってくださいます。
お言葉に甘えて、展示の近い依頼された額縁から完成させていき、おかげさまで他のを早く手がけることができました。
申し訳ない気持ちでしたが、この度やっといくつか完成して、次々お渡しするたびに肩の荷がおりるようでした。
また嬉しくありがたく、ですが、完成したのを飾る場所を空けて待っていてくださるのです。
そのまま飾ったり、ドライフラワーだったり、クリスマスにはマリアさまの絵を入れます などなど (^^)
季節ごとに何を入れて飾るか楽しんでくださるのは嬉しいですね!
お礼ハガキにも書きましたが、会いたいと思ってもらえるような額縁を今後作れるかわからないけれど……
でも、もう手元から手放して次へ行かなくては、という気持ちで個展では展示させていただきました。
会いたいと思ってもらえる作品を作るのが目標です。
次々お嫁入り果たして、やっと次に行けそうなこの頃です。
可愛がっていただいてありがとうございます。