+ a piece of Works
額縁製作には、木材を正確な角度や幅に切り出すことが必要です。
その木材の切り出しに、「治具」という道具があればとっても便利!
必要がない自由な額縁もありますが、それが狙いでない限り不必要に歪んでいたら見ていて落ち着かないのではないでしょうか。
最初の頃は45度で苦労し、組み立てれば隙間ができたり、なんでここでこんなに時間取られてしまうんだろう;;;と泣けてきたこともあります。
治具が壊れたこともあり、家にある材料でリセットしようとここ2日ばかり、工具や治具の見直しと製作をしました。
大きなテーブルソーは、丸ノコ刃とテーブルがちゃんと直角かどうか、同じ幅で木材が切れる平行定規と丸のこ刃が並行かどうか、息を止めて確認;;;
そのチェックの後は、いよいよ治具製作。
壊れた治具とシナベニヤで直角と45度に切れる治具の材料を切り出し、定規を当てて確認しながら慎重に接着して先ほどようやく完成して一安心♡
治具の角度があっていなかったら、全てガタガタになってしまうので、とっても大事な作業です。
人それぞれに工夫した治具もYouTubeで紹介されていますが、もの作りをすればするほど治具のアイデアも浮かび、使いたい道具が見えてくるものなんだなーと、すごい匠の自作の道具への思いを、レベルこそ違いますが少しは理解できるようになったWAMでした。
帰省した娘が帰るとき、いない;;; と残念がって玄関を開けたら、真正面に玄関扉の方を向いてふなが座っていました。
まるで帰るのをわかっていたかのように、通路のど真ん中に。
家でのまったりした時間に撮った、娘にギュ〜ッと抱っこされて押しつぶされた顔の写真 ;; もちろん笑ってはいないけれど、なんだか嬉しそうに見えます♡
そのふなが病気になってしまい、心臓の鼓動を聴くために聴診器を購入したのですが、使う前に逝ってしまいました…………
もうじき娘の娘に逢いに行くのですが、何を買って行こうかな〜〜と思った時、ふと、片付けしていてどうしようかと持て余していた聴診器が浮かびました。
もうじきお医者さんごっことか遊びそうな年齢です。
ですが、オモチャではない聴診器から聴く音はどう感じるのだろうか……と考えてしまいました
「ドクッドクッ」という音、なんと説明したら良いのかな ;;;
衝撃的すぎるんではないだろうか
昔の記憶になってしまった大人の私にはドキドキでも、彼女には懐かしく感じるのかな〜〜
どうしようか;;; と迷っていたのですが、大きな木は水を吸い上げる音がすると聞いたことを思い出し調べてみましたら「木の鼓動を聴くネイチャーゲーム」というのがあるそうで、子どもたちが聴診器を木に当てている写真が載っていました。
やはり、大きな木の幹は水を吸い上げる「ゴーッ」という音が、かすかですがするそうです。
まずは一歩……
木の「いのちの音」でもいっしょに探してみようかな ✧₊⁎⁺˳✧༚*…
昨夜は雨が降り、庭もしっとりとしています。
雨の重さで倒れた花を立て直すのに、ニューサイランの枯れた葉がとっても丈夫なので細く裂いて紐として使いましたが、草花が枯れた後もそのまま処分でき目立たないのも気に入っていつも便利にしています。
いつもと違ってとっても固い枯れた長い葉が雨で柔らかくなっていて、エスニックの家具でよく使われるウォーターヒヤシンスに似ているな〜〜と思ったら急に編み込んでみたくなりました。
編んでは柔らかな葉を選んで引き抜き、ついつい一時間ほど遊んでしまいましたが、薄曇りの優しい日差しの庭で、うまくとか、きれいに、とか考えない無心な、とても静かな時間を過ごすことができました …
途中だけど、このままでも面白いかも♡
WAMは創作額縁ですので自由に心のままに作っていますが、以前習いました基本をさらにしっかり見につけ良い作品が作れたら、との思いで、 昨年からイタリアで額縁の修行をしてこられた先生に古典額縁の技法、基本を習いに行っています。
なかなか通う時間も取れませんが、プロ並みの色々な生徒さんの作品が見れるのも楽しみですし、おしゃべりも楽しいお茶の時間も(^^)
今までテンペラ画で経験していた宗教画の「模写」
今度は古典額縁の「立体の模写」に初めて挑戦しましたが、複雑でないように見えた額縁のシンプルな模様も写真の陰影から型を読み解くのに予想外の苦労でした ; ; ;
金箔の額縁の写真は真正面で、光は斜め上から。
小さいカタログを撮ったので少し荒れていますが、四つの角の模様がそれぞれ違って見えて、どれが本当の型なのか…………
先日、毎回迷う私にたまりかねて、ついに先生が手を入れてくれました。
先生が一刀二刀入れてくださった途端に一気に型が見えてきて、ほかの生徒さんとも、全然違う〜〜‼︎と驚くくらいのくっきりスッキリ!
すごいなぁ!と改めて感じた一コマでした。
まだ細かい仕上げはありますが、次は右側、そして1個をしっかり完成させてから残り3個を手がけ、本体の彫刻を完成させてこの型を貼り付けて、石膏を塗って……
完成までの道のりは遠く……でも楽しみです♡
今年前半にご注文頂いていたのは、絵を入れる額縁でなく初のディスプレイケースでした。
試行錯誤の末必然の模様もやっと見つけられて、いよいよ製作に取り掛かりますが、そこにはしっかり彫刻のデザインも入っています。
ちょっとしたコツとか、教えていただいたことを参考に喜んでいただける作品を作らなくっちゃ!