+ a piece of Works
お客様からのご希望で、反射をなるべくなくしたアクリルを探しています。
「低反射アクリル」もしくは「無反射アクリル」と言われます。
画材店でお聞きしたら見本を見せてくださったのですが、価格を聞いてビックリでした。
そのアクリルは美術館レベルで使われるアクリルだそうで、「ミュージアム・アクリル」と書かれています。
みてわかる通り、右側は中のひまわりのラインがくっきり見えています。
強い光はさすがに防ぎきれないですが、それでもやはり緩和されていてさすが価格が高いだけあるなぁと、作品撮る時に写り込みに苦労している事を思い出してしまいました。
色々なアクリルやガラスの見本の一覧も見せていただいたのですが、同じ低反射でもフィルムを貼っていたり塗装していますので、その質や加工の違いなのか安くなると中の作品がはっきり見えないのもあります。
今、見本を取り寄せることにしているアクリルがあって、それは今回ご依頼くださったお客様が探してくださって知ることができました。
「良いものを作りたいだけなんです」とのお気持ちを以前お聞きしていますが、大事な額装するお品物がきれいにみえるように、との思いで探されたと思うと、アクリル以外のところもぴったりに素敵に作らなくては、と、改めて身が引き締まる思いです。
ミュージアム・レベルより随分安くて、それが良ければそのアクリルに決定ですが、果たしてクリアなのかどうか期待しつつ見本を待っています。
今回は立体を収める予定ですのでアクリルに加工が必要なのですが、その加工をおねがいする会社の方も探して見本取り寄せてくださったり、ありがたい事ですね♡
上の写真の画材店の低反射アクリルは海外のメーカーですし、お客様の探してくださったアクリルは日本の会社オリジナルだそうですが、まだまだ知られていないアクリルがある事を今回知りました。
made in Japan に期待♡
今度美術館に行った時は今まで意識もしていなかったアクリルにしっかり意識がいくことでしょう。