+ a piece of Works
「チークの十字架」久しぶりにご依頼ありました。
写真はまだ荒く削ったままの未完成でこれから漆喰やステインでの塗装をしますが、この仕上げが結構時間がかかります。
漆喰を施して、ステインを塗装して拭いてヤスリかけてまた塗装して拭いて、漆喰も何度か削ってまたのせたり、の繰り返しです。ステインも何色も使います。
これで良い感じ♡ の、自分の声を聞けるまで。
個展以来いくつも作ってきましたが、個展のハガキの写真のは何年も飾ってあり風合いも加わって、そっくりにというのは難しいですが、でも写真とにらめっこしながら極力再現に奮闘しています。
でも最後の最後は、目の前の「チークの十字架」の完成度をきちんとすれば良いんだよね、と、ある時思って、それから「そっくりに」の負担が少し軽くなりました。
体調崩してからやっとパワーも蘇り、ラフか、工具を使うか迷いましたが、まずは動く事で元どおりになるかもしれない、と一か月以上触っていなかった工具を使うこの作品を手がけることにしました。
ご依頼受けてからお待たせしていたのも気になります。
偶然なのか、神さまの采配なのか……まだ額縁製作を仕事としていなかった最初の頃の作品を今、このタイミングで作る事には意味がある気がして、色々思いながら作っていました。
「どんな気持ちでこれを考え出したんだっけ……」
「どうしてこの形、この漆喰にしたんだっけ……」 もう忘れています。
でも、「これで良い感じ♡」の自分は変わっていないと思っていますので、その頃に合格点にしたのと同じく、
これからも自分の「これでいい、これが良い」を大事にしていこうと思います。
完成した額縁を入れる箱は「差し箱」の方が高価ですが、蓋のある「 被せ箱 」が今は気に入っていて、WAMではほとんど「 被せ箱 」で作っています。蓋をとめるゴムは好きでないので、オリジナルな蓋の止め方を考えました。
小さな作品を入れる箱は小さいですので、時々思い立って今まで作ったことのない仕様での箱にしてしまいます。ちっちゃいのはやり直しがしやすいですから。
(無難にちゃんと四角いですが ^^)
ちゃんと蓋が安定するか、開けた時の蓋の収め方、頻度には耐えられるかどうか、開けやすいか被せやすいか、そして、おしゃれか……そんなことを知りたくて。
またいつかご注文くださる時があったとき、前の箱を確認できるように箱の記録もとっておかなくては、と。
気まぐれなのも良し悪しですね (^^;;;
お待たせしてしまいましたが作品無事完成したので、明日発送させていただく予定です。
梅雨で雨が続くなか、駐車場脇の植えて数年経つホワイトセージに初めて花が咲きました♡
ホワイトセージの花は初めてみました。花が咲くとは思わず、ですが、よく考えたら「セージ」ですので当たり前のこと。
可憐ですね♡