+ a piece of Works
2019.8 創作日記
瓶 史子 「緑の手品師」 |
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先日の創作日記では、二人展の漆喰の支持体で作家様が色がのらずに苦労したお話をアップさせて頂きましたが、この楕円の支持体はとても描きやすかったそうです。
今でも質感を覚えていますが、絵の具の色を吸ってしまう漆喰100パーセントの肌合は真っ白で粉っぽく、この楕円はオレンジがかっていて少し艶もありました。
土と漆喰を混ぜて作った記憶があります。
ほかの作品のために作った、漆喰に土を混ぜただけの額縁はとても欠けやすくもろくなってしまいましたが、この支持体はしっかりしていて崩れないので、生石灰を混ぜて作ったのだと思います。
何をどれくらい混ぜたか、記録をキチンと残しておけばよかったのですが、とにかく時間もなく、大体の感覚で混ぜていたのでメモしておけばよかったと後悔 ;;;
せっかく作った経験を身につけるためには、いつかまた色々な配合でチャレンジしてみなければ ;;;
二人展の3年後に「カラメル」という画材を使って同じテーマで「緑の手品師」は描かれましたが、作品はさらにバージョンアップ!
線に個性のある作家様だな〜〜と手品師以外の数々の作品を含め、二人展では気づかなかった魅力を再発見しています ♡
楕円の「緑の手品師」は、二人展の時は何も考えずに単体で展示しましたが、これをさらに額装してみた方が良いかも、とたった今思いつきました!
どんなのが似合いそうでしょうか。
またこれからも頑張った思い出がたくさんの二人展のご紹介をしていきます。