+ a piece of Works
知らない駅で知人とわかれ、 新幹線までの数時間をどうしようかと観光地図を見てみたら、名古屋港が目に止まりました。
「港」という言葉にはどこか違う時間が流れているようなイメージがしていて、ゆっくりした時間を過ごせたらと電車を乗り継いで名古屋港駅に向かうことにしました。
聞きながらたどり着いた名古屋港も4時半には展望台も水族館も南極観測船見学もチケット終了。
のんびりが目的でしたから、まぁいいか〜〜でしたが、ふと目に留まったのがクルーズ船。
海を少し巡るくらいかなと聞いてみましたら、なんと!最終目的地の名古屋駅に歩けるところまで運河をさかのぼるのだそう♡
クルーズ船=海 ということしか知らなかったので、最初はなぜ名古屋まで⁉︎と不思議でした。
帰りも電車で乗り継ぎして、と考えていたのでとっても嬉しく、ましてや運行時間は1時間15分くらいだそうで、歩き疲れたカラダも休められます。
そうして運良く最終運航時間の5時10分に乗る事ができました。
3連休なのに船内はガラガラ。
出航して程なく水門に仕切られ、これから向かう運河の水位に合わせるためにパナマ運河と同じ仕組みで水位を調整するとの事。少しずつ水位も下がり待つこと4〜5分だったでしょうか、水位も1メートル以上下がったところで前方の扉がゆっくり開きます。
開く扉に数羽の水鳥が大きな翼を広げふわ〜〜っと飛び立つさまも異国情緒たっぷりの非日常の風景で、見惚れてしまいました*:.。. .。.:*☆
さて、運河を目の前にいよいよ運航再開です。
昔、荷物の運搬に使われた運河の岸辺は地味な倉庫の裏側の景色ばかりで灯りも少ないなか、穏やかな水面をスーッと静かに進んで行く船はとっても心地よく………
そんな素っ気ない景色がかえって目にも心にも優しくて、音楽を聴きながらたくさんの水鳥と時折飛び跳ねる魚を楽しみ、気付けばすっかり日も暮れていました。
どこまでいっても倉庫街でしたが、いよいよ遠くに名古屋駅周辺の高いビル街が見えてきて、船の旅の終わりを知らせてくれました。
とってもとっても静かな小さな遊覧船の旅は疲れた身体を癒してくれ、そのあと名古屋名物の手羽先、味噌カツ、きしめんを満喫して新幹線へと乗り込んで楽しい旅は終わり♡
予想外のとってもステキな船旅でした♡
ありがとう!
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