+ a piece of Works
前回に続いて作業についてのお話。
糸鋸を使って切断するとき、細い鉛筆の線をなぞるのにも真上か右側か左側か違っただけでガタガタした切断になります。やすりをかければ問題ないとしても、きれいに切れるに越したことはありません。
きれいな仕事をする建具屋さんから鉛筆でなくカッターで印をつけるとお聞きしたことがありますが、鉛筆の印は、線をひたすら見ながら線の右、右、右;;;などと言い聞かせつつ、丹田にチカラを入れて体幹というやつを安定させて、息を止めると長い線がカットできませんから息は楽にしながら糸鋸と格闘します。
慣れるほど糸鋸を使う機会もないのでいつも気合を入れてのスタートになりますが、そういえば、一つの作品を仕上げるとき色々なシーンで……これでよし、として先に進むための「小さな決断」をたくさんしているんだなぁと思いました。
決断を信じなければ先に進めないですし、いい加減な未熟な決断をしたがために、後で手間がかかることもあり ;;;
実は最近、模型のディスプレイなどによく使われるアクリルのカバー付のケースの下の部分、初めてのディスプレイケース台のお仕事がいよいよ製作スタートとなりました。台は縦と横の幅を変えたので45度カットでなく、それに合わせて治具も作りましたが……
材料は揃った……でも木材はギリギリ……失敗したらどうしよう ;;; ………と、何日もスタートできなかったことがありました。
何かしらの用事にかこつけて ;;;
始めてしまえばやるだけなので心はずっと楽だと知りながら…
やっと少し手際よくなってきたのを感じるのですが、そんな「小さな決断」が的確になるには数々の失敗から…と、過去を振り返って思うのでした ;;;
ケースは無事にピッタリに切断でき、思い通りのイメージになりホッとしています♡