+ a piece of Works
今日は、友人と茅ヶ崎にあるとってもおしゃなレストランに行ってきました。
写真は以前行った時に撮ったのをアップしましたが、リフォームされたカフェの地下一階で一番新しいエリアです。
日本酒とビールを醸造している蔵元が経営し、昔からある広い敷地に次々と建てているのですが、このカフェ以外にも今日ランチをした古民家を移築したイタリアンレストラン、蔵をリフォームした創作(蔵元)料理のお店、作家さまの作品を販売するレトロな建物、エトセトラエトセトラ、カテラトリーに至るまで隅々までセンスが良く、大好きなエリアです。
カフェの中二階では酒粕を使ったパンなどの販売もしているのですが、友人が買うのを待っている間に、レジの上の照明がとても珍しい型をしていて素敵だなー ー と見入ってしまいました。
どんなところで手に入れるんだろうな〜なんで思いながら……
そして帰り道、クラシックが好きと言っていたけれどどんなのが好き?と聞かれて答えたのが「シベリウス」でした。
楽しい時間を過ごして帰った夜、旦那さまもいないのでひとりで食事しながらみようと色々撮りためておいた録画リストからたまたま選んだのが、NHKプレミアムカフェの「左手のピアニスト」
そのピアニストは若い時にフィンランドに強く惹かれ、移り住んだそうです。
ドイツ・フランス・イタリアのような音楽文化の伝統が長いところで「音楽はこうだ」という固定観念に縛られるのが危険と感じ、音楽を自由にやりたくて選んだフィンランド。
偶然にも友人に答えた「シベリウス」はフィンランド出身の作曲家で、広大な大地と自然を感じる曲が大好きです。
日本にいる父が亡くなった時、いたたまれず出かけた先がシベリウスの生家。その偉大な作曲家が使っていたピアノでシベリウスの曲を弾かせてもらったとの事で、その生家も見ることができました。
「シベリウスが好き」と答えたばかりだった偶然はありがちな事ですが、驚いたのが街灯でした。
画面に大きく映し出された街灯が、まさに、レジの上のおしゃな照明だったんです!
フィンランドでは街灯がワイヤーで吊るされていて色々なデザインがあるみたいですが、テレビにたまたまアップで映されたのがその照明だったこともびっくりです。
そうか、フィンランドの街灯だったんだ〜〜♡と、ひょんなことから知った偶然が嬉しい今日でした。
そのピアニストは脳出血で倒れて右手が使えなくなってしまったそうですが、左手だけでピアノのコンサートをするまでに立ち直ったということも感動でしたし、退院後寝てばかりの時に愛猫がなぜか動かせなくなった右側にぴったりくっついてずっと寝てくれたのが不思議というエピソードにも感動!
肌寒い夜についリビングで寝てしまった時、今はいない愛猫がぴったりくっついて寝てくれたおかげで暖かくて、寒くならずに済んだ事が何回もあったことを思いだしました(涙)
時折、薄情にも私を置いて2階に寝に行ってしまうこともありましたが(笑)
一音一音が愛おしいという♡左手のピアニストの奏でる音は片手だけとは思えなくて、さらに笑顔の優しいお人柄そのままの気取らないホッとする優しい音でした……♡