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牛久直美 : 山茶花を描いた作品3点 (2月のWAM創作額縁展にて)
懐かしいと思うくらい時間が経った気がする、今年の2月の六本木の個展。
その頃は日常の暮らしがまだできていたけれど、ちょっとなんだか……みたいな不安もあったときでした。
あれから8ヶ月の間に世の中は様変わりしましたが、やっと、どうにもしようがないその状況を受け入れつつ日常を取り戻すべく動き出そうという流れになってきたのを感じます。
個展の案内状も届くようになり、先日は2月の個展以来初めて銀座へと行ってきました。
仕事が自宅での作業ですんでいたので行く前は東京の真ん中へ突入する気分でしたが、いざ行ってみれば閉じられたところで外食をしないとか、キチンと手を洗うとか、できることはして行きたい所に行けばいいんだな〜と、一歩進むことができたようなそんな気持ちになれました。
突入気分で行った知人の個展でしたが、今までになかった作風を見ることもでき行ってよかったと思いました。
一歩一歩前を向いてガンバっていれば、ふと何かを掴むことができたり何かを手放すことができるんだな……
そんなことを感じました。
2月の創作額縁展では、作家様から作品をお借りして山茶花のテンペラ画に合わせて古木を使った額縁を製作しました。額縁のデザインを少しずつ変え絵の後ろは土を使っています。
残念ながら個展は終了してしまいましたが、個展のテーマは「ひかりのほうへ」
ある方の楽曲から着想を得て数々の作品を創作したそうです。
作家様のホームページでは、個展の作品や今までの作品を観ることもでき購入することもできます。
写真の山茶花の作品もアップされています。
ぜひご覧になってみてくださいね♡
先日、今までで1番大きな額縁を製作したことをアップしましたが、フレームと作品の間のマットは厚紙の45度カットのマットでなく、風合いよくしたいと思いベニヤに塗装しました。
アイボリー色でムラなくきれいに仕上げるのでなく、下に一回水性塗料で塗装してからアクリル絵具で塗装し下の水性の塗料がムラに混ざって出てくるようにしてみました。
ベニヤならば、マットというよりフレームの一部のようになりますので、マットとは言えないかもしれませんね。
そのベニヤマットの幅を予定より5ミリ細くして無事に完成し、大きな箱を作っていざヤマト便!と電話したのですが;;;
なんと;; ヤマト便で送れる最大のサイズより大きくて送れないことが判明;;;
ヤマト便なら大きいのも送れる、という思い込みでリサーチ不足を反省でした;;;
最大、縦×横×高さの合計は2メートルだそうです。
使っていたプチプチの緩衝材が結構厚みがあってしっかりしていたので、箱から出して緩衝材でピッチリ梱包したのですが、なんと199センチ!
あと1センチで2メートルでした。
額装する時間も必要ですので、ヤマト便で送れなければ予定の日より遅れてしまいます。
大きいけれど電車でもっていっても良かったのですが、作品を入れたあとの郵送のことを考えると出来る限りヤマト便で送れるようにしておきたい状況でした。
もしベニヤを5ミリ細くしていなければ………;;;
幸いでした。
額装する作品は完成していなかったので、後日額縁の色を合わせるために友人宅の玄関脇で作業をしました。
一度色を落とし乾かすために日当たりのいい門に置いたのですが、グリーンと似合ってとってもいい感じです♡
最初より薄めの、作品が映えるブラウンに塗装して完成させほっと一息 ……⭐︎
グリーンの大好きな友人宅は門から玄関までたくさんの種類の植物に囲まれていて、薔薇や門の上から垂れ下がった細長いオカワカメの花とグリーンのアーチも素敵でした♡
無事作業を終えた柔らかな日差しの昼下がり………
玄関脇の椅子に座ってコーヒーを頂き、気持ちのいい楽しい時間を過ごすことができました。
ヤマト便サイズには慌ててしまいました;;;
リサーチちゃんとしなくてはいけませんね;;
◾️YOKO NISHIDA
Etching Exhibition
2020 10.25 sun - 10.31 sat
13:00 - 19:00 [最終日 17:00まで]
銀座 奥野ビル613「KANON」にて
銅版画作家の西田陽子さんの個展が銀座 奥野ビル6階「ギャラリーカノン」で開催されます。
とっても色気のある魅力的な作品の数々は、奥野ビルのレトロな空間にぴったり♡
お時間あればきちんとマスクなどで対応なさって、ぜひお立ち寄り下さいませ。
WAMの額縁に入れていただいた作品も一点展示されています。
「ギャラリーカノン」 http://gallerykanon.boo.jp/
いくつものメガネを日常使い分けています。
作業する時、特にテーブルソーなどで木の切断をする時のために作ったメガネは、手元がしっかり見える度数にあつらえた飛び散る木の粉が入りづらい花粉用のメガネを使用します。
もちろん帽子も欠かせません;;
彫刻や正確な採寸の時など、手元をしっかり見て作業したいときは、メガネの上に手元が大きく見えるハズキのメガネをON!
特に彫刻の時、ハズキのメガネを掛けてきれいに整えた作品はメガネを外してみるととってもきれいで、ちょっと嬉しい瞬間です♡
でも、手元がしっかり見えるからとハズキのメガネをかけてお手紙を書いたことがあるのですが、大きく書いたつもりが小さな文字になってしまい、それ以降は普通に手元がよく見えるメガネを使っています。
そして、スーパーなど外出先で裏の小さな表示を見たい時や、ちょっと気軽に読みたい時、かけているメガネをわざわざ外す必要がないように、度数の低いメガネを重ねてかける「メガネ on メガネ」
あまり人様にお見せできる姿ではないですが、
「びっくりした〜!自分の目が霞んで二重に見えるのかと思ったー〜〜!」と、以前娘に言われたこともあります^ ^
普通に何もしなくて見えるのが便利
メガネは楽しいけれど、面倒でもありますね;;;
近くのお寺で月一回骨董市が開かれます。
しばらく行ったことがなかったのですが、用事で近くまで行ったので寄ってみたら、いくつかの工具類が売られていました。
今、工具を必要とする仕事をしているからこそ目に入ったのであって、きっと今までも売っていたんだろうなーと思いながら、色々あった中で役に立ちそうな綺麗なカンナがあったので購入してみました。
どういう仕事をしてくれるかはすぐにわかりましたが、名前がわからず検索。
おそらく「脇キワ鉋」と言う名前のようです。
当て木の部分を外せば、普通のカンナとしても使える♡と思ったら、残念ながら外しても使えませんでした;;;
今回、大きな額縁制作で丸く仕上げた形の外側に初めて使ってみたのですが、骨董市で買ってから研いでもいないのにとっても切れ味がよくきれいに削れて、キリッとしたラインのアクセントが簡単にでき感動でした。
「骨董市で工具を探す」という楽しみができました♡