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一体これはなんでしょう⁉︎ といいたいくらいの不思議な後ろ姿。
見ればトンボと紐もついているので、まっすぐなら額縁ですが………
そうなんです。額縁なんです。
作家様は、変形の作品に額縁をつけたいけれど、どうしていいかわからずにいた時にWAMの額縁を知人の展示で知り、すぐにお問い合わせをいただきました。
ご依頼された作品は2点。変形の作品は結構大きくて左右450ミリくらいあります。
もう1点はA4サイズより少し大きいくらいの大きさで、どちらも可愛らしいキャラクターの作品です。
糸鋸を駆使して出来上がった変形の額縁ですが、ラフ案決定まで試行錯誤でした。
変形を四角く収めるか、一緒に自由に遊ぶか……
せっかくの自由なラインを活かすために真四角は却下。程よいラインを模索することにしメールのやり取りで最終ラフ案を決定し作家さまに送りOKをいただきました。
ですが、作品を縮小してのラフは実寸にするとバランスを修正しなければいけない事があります。
実寸で完成ラフ案をお出しするべく検討したのですが、フレームの形と幾何学模様の大きさをバランスを見ながら少しづついじっていくと、どんどん四角いつまらない額縁になっていきました。
最後壁に貼ったラフは10 枚くらいになったのですが、結果、作家様からOKを頂いた一番最初に壁に貼った最終ラフ案が一番良いということになりました。
TOM@TAKASAKI 「つぼみくん Tsubomi-kun」
フレームと凸模様のエッジだけやすりをかけて下地のグレーを出す予定でしたが、フレームの白さが絵に勝ちすぎてしまったので、フレームの平坦なところにもグレーを見せるようにしたら絵といいバランスになりました。
もう一点もポップな絵にポップな額縁をと考えましたが、イチゴちゃんの可愛いキャラクターをさらに可愛いくする案に決定。
漆喰の白に絵に似合う可愛い模様を入れることにしました。
TOM@TAKASAKI 「みのりちゃん Minori-chan」
製作中はイチゴちゃんと呼んでいました。
ずっと眺めていても飽きることがない不思議な可愛いキャラクターたちでした♡
額縁屋なのに「一輪挿し」を依頼された時「なぜ」とも思わなかった事に最近気付き……
今回の変形作品の額装も含めて、ものつくりをする者として嬉しかった依頼でした *・⭐︎✳︎・*:.。..。.:
ここまで変形の作品は初めてでした。完成のイメージを予想できずに依頼してくださったとの事。
すごく喜んでいただき嬉しかったです♡