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2020-08-24 10:46:00

 

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  先日の昼下がり……

窓からさしこむ日差しに秋を感じました。

 

でも、秋を感じたのはもっと前。

毎年、梅雨が明けて空気がカラッとすると7月にもかかわらず「もう秋だ〜」と思うのです。

 

 

ずっと違和感を感じてきたことでした。

 

 

 

現在の暦は、地球が太陽の周りを365日周期で公転するのを基準とした「太陽暦(グレゴリオ暦) 」 

それに対して、月の満ち欠けを基準としてできたのが「旧暦」

 

 

現在の太陽暦に変わったのは明治5年だそうです。

 

旧暦の四季は

春は、1・2・3 月

夏は、4・5・6 月

秋は、7・8・9 月

冬は、10・11・12 月

 

 

この旧暦の暦の方が私の感覚にはあっていると感じています。

 

 

1月にはもう樹木や庭の草花が新芽をのぞかせていたり、隠れていたり

4月は暑い日も多くなり

7月梅雨明け後は空気もカラッとして8月には樹木や草花の葉は少し元気がなくなって茶色く枯れてきます

10月には肌寒く長袖が必要になり…

 

 

世界基準や色々な都合に合わせるために採用されたらしい太陽暦……

 

日本の気候風土に合わせるために、時代時代の暦学者や数学者たちによって幾度となく修正が重ねられてできた旧暦……

 

 

からだに

 

心に

 

脈々と受け継がれてきた感覚……

 

 

それによって今の「春夏秋冬」に違和感を感じるのでしょうか。

 

 

ちなみに、七草粥、桃の節句、七夕などの季節の行事を旧暦で楽しむことで、日常の中で季節感を感じることができるとの記述もありました。

 

 ハウス栽培の七草粥の材料のせりやなずなは2〜3月に普通に河原など行けば自生しているとか、雨ばかりの七夕も旧暦の8月中旬には雨もなく天の川がきれいに見えるとか(都会は厳しいですが;;)

 

旧暦のそれぞれの月に呼び名を付けた日本人の情緒も素敵だなぁと思うのでした。