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瓶 史子 「ひとりも悪くない」
AGカラメル・色鉛筆
二人展のお知らせをした時に、すごく可愛くできた!とお伝えしていた上の作品は早速お嫁に行くことができました♡
昨年の2月のWAMの個展で展示され、創作日記でも会期中にご紹介したチークの額縁でしたが、今回偶然にも窓寸法と鳥のカラメル作品のサイズがピッタリ!
上の葉の彫刻も「鳥」のイメージに合っていて嬉しくなりました。
中に入れる作品のことを何も考えずに「好き」を優先で作った額縁でしたから。
透かし部分は強度を考えて後ろはハンダで補強していますので折れたり欠けたりもせず、安心して扱えるかと思います。
前回、45度のマットについて書かせていただきましたが、この作品のマットは和紙を貼って刻印をしてあります。
そのほかのチークの額縁もマットは厚紙の45度カットでなく全て手作りです。
45度カットの鋭いエッジは時に強すぎると感じたり、特にチークの味ある木には市販のマットの風合いがちょっと味気ないので自作にチャレンジしています。
和紙を貼ったり、作品にピッタリな色に着色したり、布貼ったりなど、まだまだ遊べるマットです。
絵が得意な作家様なら、マットに絵を描いても面白いかもしれませんね!
額縁も同様に……絵が得意だったら;;;ですが
グレーに着色したマットのチーク作品も展示されています。
下の「種と羽根」の作品のマットは一度作ったのですが、手元に作品がなく合わせてみたらクリーム色でもクール寄りで茶色の絵には合わず、茶色を多くしたワーム系に作り直しました。
グレーやオフホワイトはクールだったりワームだったり、微妙な色の違いで作品と合わないことがあるので、やはり手元に作品があると安心ですね!
写真ではわかり辛いですが、紙の風合いが塗装していても出ていて味のあるマットになっています。
瓶 史子 「種と羽根」 紙・AGカラメル
フレームは、作品に合わせて真四角でなく少しカーブの入ったチークの廃材を使っています。
羽根のようなイメージで小さく切って組み合わせて作りました。
チーク材は高いのですが、でも味わいがあって大好きです。
もろいところあり、それが時折いい感じに作用してくれるのも嬉しい木材ですので、どんな端材も捨てられないで箱に取ってあります。
次回はラワンベニヤを使った額縁のご紹介をさせていただきます。