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ずっと気にしていたことがありました。
15年ほど前の事です。
家を新築して数年後、今ならきっと何かあってもそれも運命だと受け入れようと思えますが、当時は引っ越しした日が良くないと言われてすごく気になり、吉方位にお水を取りに行く「お水取り」で伊豆半島の松崎町の神社に行きました。
その神社ですごく印象に残ったのが、入ってすぐの手や口を清める水場「手水舎(てみずや)」でした。
ガラスか何かで作られた目の龍の口から水が出ていて、龍の周りは苔むしていて植物も生えて風情 というより何かパワーがあるような佇まいでした。
その後お参りしたのですが、ちょうど娘の大学受験がありそのお願いもして、目的のお水も汲んで帰りました。
無事に娘は合格したのですが、その後にお礼に行っていないことがずっとずっと気がかりで、今回思い切って行くことにしたのです。
またあの手水舎も見てみたいという気持ちもすごくありました。
手水舎自体がもうなんとも感動的な佇まいで、龍も相変わらず苔むして15年前と変わっていませんでした。
なんと!足と腰に効く神様もいることを知り、3月に足と腰椎圧迫骨折をして今も少し不自由な私には、ずっと気にしていたけれど、今がお参りのベストタイミングだったのかもしれない♡と思いました。
しっかりお参りさせていただきました。
その神社のすぐそばには、漆喰の名工で漆喰鏝絵という独自の分野を築いた「入江長八」の美術館もあります。
そのまたすぐ向かいにあるお寺の天井の龍の作品にも15年ぶりに出会うことができ、当時は漆喰の額縁を作るなんて思いもせずに眺めていたんだな〜と感慨深く思うひとときでした。
電車とバスを乗り継いで日帰りがギリギリだった記憶があるので 、松崎町にある町営のとってもきれいなホテルに一泊して翌日も散策してみました。
部屋から見る海の景色が最高だった〜〜♡
実は人生初の一人旅でしたが、すごく面白い出会いもあってとっても楽しい旅となりました。
また次回松崎町第二弾をご紹介したいと思います。
松崎町はコンパクトながら、きれいな海があり山があり漁師町でもあり、歴史もあるナマコ壁の建物が点在していてとっても風情があり、すごく好きな町になりました。
伊那下神社
国民宿舎 まつざき荘