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先日の昼下がり……
窓からさしこむ日差しに秋を感じました。
でも、秋を感じたのはもっと前。
毎年、梅雨が明けて空気がカラッとすると7月にもかかわらず「もう秋だ〜」と思うのです。
ずっと違和感を感じてきたことでした。
現在の暦は、地球が太陽の周りを365日周期で公転するのを基準とした「太陽暦(グレゴリオ暦) 」
それに対して、月の満ち欠けを基準としてできたのが「旧暦」
現在の太陽暦に変わったのは明治5年だそうです。
旧暦の四季は
春は、1・2・3 月
夏は、4・5・6 月
秋は、7・8・9 月
冬は、10・11・12 月
この旧暦の暦の方が私の感覚にはあっていると感じています。
1月にはもう樹木や庭の草花が新芽をのぞかせていたり、隠れていたり
4月は暑い日も多くなり
7月梅雨明け後は空気もカラッとして8月には樹木や草花の葉は少し元気がなくなって茶色く枯れてきます
10月には肌寒く長袖が必要になり…
世界基準や色々な都合に合わせるために採用されたらしい太陽暦……
日本の気候風土に合わせるために、時代時代の暦学者や数学者たちによって幾度となく修正が重ねられてできた旧暦……
からだに
心に
脈々と受け継がれてきた感覚……
それによって今の「春夏秋冬」に違和感を感じるのでしょうか。
ちなみに、七草粥、桃の節句、七夕などの季節の行事を旧暦で楽しむことで、日常の中で季節感を感じることができるとの記述もありました。
ハウス栽培の七草粥の材料のせりやなずなは2〜3月に普通に河原など行けば自生しているとか、雨ばかりの七夕も旧暦の8月中旬には雨もなく天の川がきれいに見えるとか(都会は厳しいですが;;)
旧暦のそれぞれの月に呼び名を付けた日本人の情緒も素敵だなぁと思うのでした。
8月最初の創作日記には、やっと進めることができた古典額縁のオーナメントの彫刻についてアップしましたが、その後高さのある四隅のオーナメントをつなげる薄い「オーナメント」を製作しました。
石膏を膠で溶いて少しづつ塗り重ねて模様を盛り上げる技法もあるのですが、薄い板に彫刻した方が盛り上げる手間も減り、エッジも効いたアクセントになるのでは、と作ったオーナメントでした。
先日、イタリアで古典額縁を学び今は教室で教えてくださっている先生にお見せしたのですが、前回の「シルバーグレー」のように、額縁用語で初めて聞く言葉がありました。
追加で薄い板に彫刻した「オーナメント」と思っていたのは、「アップリケ」という言葉で表すのだそうです。
まさに幼稚園バッグなどに縫い付けたりする可愛い♡アップリケとおんなじ意味だそう。
家に帰り早速ネットで検索してみたのですが、 額縁用語として見つけることはできませんでした。
きっと日本ではメジャーな表現ではないのかもしれないなと、本場の額縁用語を知ったちょっと得をしたような嬉しい出来事でした。
まだ本体の木地の彫刻を予定しています。
せっかくの機会、手間がかかるコテコテな額縁を作ってみようと思います♡
また途中経過をアップしたいと思います。