+ a piece of Works
4月16日の創作日記「チャレンジ」でご紹介させていただいた和の額縁の追記になります。
あれから追加で知人から頼まれたのが色紙への加筆でした。
知人のお母様が書かれた短歌は「母の日記」と題して 一冊の本になりました。
「母」の娘さんご夫婦とお孫さんが、ノートに書き留められた短歌を一冊の本にしようと編集を自分たちでして自費出版したのですが、ご高齢のお母様は大変大変喜ばれ、完成した本を友人知人に送りました。
突然一冊の本を送られた友人知人は、短歌を書いていることを知らなかったようで大変喜んでくださって、感動した!とたくさんお手紙をいただいたそうです。
短歌は初孫が生まれてから書き始められたそうですが、お孫さんのこと以外に3人の娘の事、そして長女だったお母様が終戦直後20歳の時、産まれたばかりの弟を含めた5人の妹弟を残し亡くなってしまった母への思いとその後の苦労のお話、その幼い弟を数ヶ月で亡くされたこと、たくさんいた友人との楽しいキラキラしたひと時、夫の看病と死、娘の病など、一冊のファイルにずっしりとした重さを感じるくらいたくさんの短歌が書かれていたそうです。
その「母の日記」を知人から貰い受けた方が趣味で書道をされていて、日記から三つの短歌を選んで短冊に書いてくださったのをお礼にいただいたとのことで、WAMに額装してほしいと頼まれました。
その後、絵を描き入れてほしいとなり、大変緊張しながら描き込んだのがブルーの短冊の絵です。
知人からは鳥の絵が良いかもしれないとのアイデアをいただきました。
飛んでいる鳥と最初思ったのですが、短歌の内容から飛んでいる鳥でなく、孫にもらった枕に寝ながら幸せを感じている情景が浮かび、おぼろ月夜の枝に止まった鳥の絵にしました。
夜露に濡れたイメージの下草も入れた方がより夜のしっとりしたイメージが出そうと入れてみました。
そのままの何もない色紙よりすごく良いととても喜んでくださって、絵は得意でなく下書きもできないので緊張のチャレンジでしたがホッといたしました♡
お母様はその自費出版後に亡くなりましたが、知人は親孝行ができて良かった!との事。今回の額装も短歌から伝わってきますお孫さんへの愛情を感じながらの創作でした。
( http://stealthswitch.blog.fc2.com/blog-entry-12.html より画像を引用させていただきました )
最近創作のパターンもこの感じが良いかも、と、だいたい決まってきました。
額縁の依頼のお話があった時、メールの作品の画像、もしくは作品が送られて来た時にすぐにだいたいのデザインや方向性を考えて提案させていただきます。
なぜなら、初めて作品と対面させていただいた時のフレッシュな印象と、期待を込めてオーダ額縁の依頼を決心されてメールや作品を送ってくださる依頼主様の気持ちが熱いうちに、色々話し合った方が良いのができる気がするのです。
作品を受け取りましても、今抱えているのが終わったら、となるとあとでもう一回作品と向き合い、気持ちをそこに持っていくことになるからフレッシュではなくなり、依頼主様にも待っていただくようになります。
何もなく待っていただくよりも、だいたい決まって完成するのを待っていただく方が楽しい時間なのではないでしょうか。
また、その間にももっと良いアイデアが出ることもあります。デザインが決まっても最後の最後まで変更可能です。
今回も作品を送っていただいてからご希望のイメージもありましたのでメールでやりとりさせていただいて、すぐに方向が決まりました。あとは完成に近い正確なラフを送らせていただくだけです。
その製作の段階で、今回の作品は少し裏側から手を加える必要を感じて、絵に支障がないように画材についてお聞きしました。
水性のペンでしたら気をつけなくてはいけないかと思ったのですが大丈夫でした。
ですが、どんな特徴のあるペンだろうか、と、ネットで調べてみましたら、面白い実験をされた方のホームページを見つけました。
「各メーカーのペンで字を書いて一時間乾燥させて、一時間水に浸けて滲み具合を比較する」という実験です。( 実際は寝てしまって一晩乾燥させてしまったそうですが(^^)
WAMが気に入って使っているボールペンもありました♡
依頼主様のは全く問題なく滲まず安心しましたが、おかげさまで面白い実験を見つけることができました。
引用させていただいた実験結果とコメントを書かれたホームページをアップしましたので、ご興味ある方はご覧になってみてくださいね!
どちらかといえば金属や漆喰などや「創作額縁」のイメージが強いのか、和の額縁の注文はなく、なかなか作る機会も持てないのですが、知人から頼まれて3点作ることになりました。そのうちの一点が今回作りました短歌の書かれた短冊三枚の額縁です。
残りはこれから作ります。
四角い白い溝は短冊の色紙の裏に貼り付けた一回り小さな厚紙がすっぽり入るようにして、位置決めに苦労しないで入れ替えも楽にできるようにしました。
「和」でも昨年は男前インテリアに似合いそうなアルミの丸窓の額縁を買って墨の絵を入れてくださった作家様もいらっしゃいましたし、金魚の絵に真鍮の額縁も似合いそうと思ったこともあるので、必ずしも「和」に「和」でなくても良いと思っています。
ですが今回はご高齢の方ですし和の額縁も作ってみたかったので、いかにも「和」のデザインにしてみました。
3枚の短冊の色紙はそれぞれ色が入っているので、わびさびを出したかったけれど難しいかなと思っていたのですが、完成してみたら派手にもならず良い感じに収まってホッといたしました。
もともと注文の額縁にも製作方法をチャレンジするところのあるWAMですが、失敗は許されないですので、アイデアの引き出しに入れておいたチャレンジによって得た発見やコツや、素材や材料の特徴のリストを裏書きにして大丈夫だと判断して製作しています。
ですが、時々は注文の額縁を作るだけでなく、うんと自由に創って失敗も含めた新しい発見もしていかなければ、と実感しました。
今回の短冊の額のフレームは、木の色そのままのウォルナットを使い、
汚れ防止のためにミツロウワックスで保護しました。
四隅に彫刻も入れ、ちょうどいい色で、わびさびの雰囲気もでた仕上がりになったと思います。
土・漆喰・膠・そのままの木の色・蜜蝋ワックス …… 優しい素材に溢れた額縁が癒しとなれば幸いです。
ドライフラワーを飾るための作品を作ってみようと思って、2014年の「土×Spirit」の二人展の時に作りましたのが上の写真の作品です。
色々な素材で自由に作るWAMの作品は、手の込んだ技法できっちり作られたり、簡単にはマネできないすごい技術で作られた額縁や工芸品とは違って、手間をかけたとしても手作り感満載で「作品」でなく「雑貨」と思われる方がいてもおかしくないと思います。
雑貨でもいい感じのがたくさん出ていて、この感じでこの価格か〜〜とステキな額縁の安い価格に虚しく思う時もありますが、そんな時は価値のある作品を作るために出来ること、WAMにしかできない事をしていかなくてはいけないな〜〜と深く深く思うのです。
昨年の個展の時に、石膏だけで作った額縁を展示しましたが、石膏でなくても良いのかも、と、たまたま通りがかりで展示を観にいらした方に言いましたら、「いえ、石膏だから良いんです!」とチカラ強く言ってくださった言葉が印象的でした。
「素材の醸し出す力」という事なのでしょう。
嬉しい言葉でした。
上の白い作品はシナベニヤに砂の混じったコンクリートを塗装して、そこに我が家にある真鍮の聖水入れのポット部分を石膏で型取りしてつけて漆喰で完成させました。小さな下の模様も石膏で型取りして貼り付けました。
そして下の作品は先程お話ししました、全て石膏でできた作品です。木を一切使わず石膏を木枠を作って型取りして作った額で、厚さは6〜8ミリくらいですがずっしりとした重みがあります。
その型取りした石膏に、土と漆喰を混ぜた自然のグレー色をのせて完成させました。
飾ったのは雑貨屋さんで安い価格で買った「マグノリア」というお花のプレート。やっぱり雑貨もステキなのがたくさんあります♡
ぴったりだと思い額装してみました。
今、気に入って家に飾っています。
どういう形や出来であっても、心が動かされる作品を作りたいとおもっています。
心動く作品とはどんなのだろうかと考えますが、自分にできることは、これで完成で良い、と思う作品を作ることだけ。
その結果、喜んでくださったら何よりです。
これで良い、と決める自分の基準を信じなければやっていけない…………
そしてその基準も更新していかなければと思っています。
そんな試行錯誤しながら、何かを感じてもらえる作品を生み出していこうと思う創作の日々です。
先日、知人に誘われて東京ステーションギャラリーにいってまいりました。
「アルヴァ・アアルト もう一つの自然」
フィンランドの建築家で、レンガやタイル、家具や照明、ガラス器などのデザインもしていて、現在公共の施設で当たり前のように使われていたりレトロなのがお好きな方の家にありそうな照明や椅子などが展示されていました。
額縁の世界に惹かれて入りましたのも、絵画よりインテリア好きだからなのかもしれません。インテリアの本は家具から飾ってあるものまで隅々まで見てしまうくらい大好きなんです。
今回の展示で目にとまったのが建築のラフデザインなどを描いた紙でした。
薄紙に描かれていたのですが、その薄紙は随分前に絵を描いていた時に使ったことがあってとっても便利で気に入っていたのですがすっかり忘れていました。
トレースをする時のトレーシングペーパーと言えば無色の透ける紙が主流ですが、どうも好きになれないのです。
描き直しもしたいし雰囲気を掴むために描きこみたいのもあり鉛筆で描いているのですが、鉛筆で描くと擦れて消えてしまったり消しゴムも使いづらく描きこみにも限界があります。
最近トレペを使う機会があり、ちょうどなくなってしまったので、買わなくてはと思いながら、トレペか〜〜……と思っていたところの今回の再会でした。
早速アマゾンで探してみました。
オストリッチの「イエロートレースペーパー」のようです。
さすが!今は便利な世の中です。翌日は手元に届きました。
残念なのはイエローと名前がついていますが、黄色すぎること、でしょうか。展示のペーパーは品のいいアイボリーでしたから。(ちなみに以前つかっていたのはオレンジでした。アイボリー探さなくては;;;)
ですが、この紙の透け感はすごく良くて、先に載せましたインテリアの本の写真も透けてはっきりと見えるのがお分かりと思います。
表面はふつうのトレペと似ているのですが、鉛筆での感触は程よくザラザラしているので強弱の線もしっかり描くことができ、結構丈夫で消しゴムを使っても破けづらいのは嬉しいことです。展示の作品も全て鉛筆でしたので、鉛筆に最適なのでしょう。
紙の厚さは1平方メートルの重さで表されますが、26g / ㎡ なので、すごく薄いけれど問題なく丈夫なのがすごいです。
「ザラザラ」が描く時に心地いいんです。
ロールの大きさが色々ありますので、選べるのも嬉しいこと。
誘われて行ってよかったーー!と思えるくらいグッドタイミングな再開でした。
まだ、デザインこれから練らなくては…………💧
2年前、たまたま横浜高島屋の催事場で「〜の職人展」だったかイベント名は思い出せないのですが、「職人」という言葉に反応して最上階まで行ってみました。
沢山の職人技の本物を感じる工芸品の一角に彫刻刀のコーナーがありました。
ずっと、ちゃんとしたのを持ちたいと思っていたのですが、数本、木の軸のは持っていて少しずつ、と思ってそのままでした。
この彫刻刀を見たとき、カッコいい!と一目惚れでした。
藤で巻かれた鉄の軸にも、木の軸にないチカラ強さを感じ、これを持っているだけでも職人になれた気分になれそう!と不純な動機も持ち、早速購入しました。
色々な額縁を作っていますが彫りのあるのはまだ多くはなく、まだまだこれから手がけていきたい分野。
彫刻刀は木を選びます。
木によっては削る方向で欠けやすいのもあり、ルーターがそんなときは欠けづらくて便利です。
ですがルーターに出来辛いことはシャープなラインを作ること。
彫刻刀の一刀彫りのような緊張感のある彫りは、よく研いである彫刻刀の真骨頂です。
彫りに関して、経験も浅くまだまだこれからのWAMですが、できない、と言って創作の幅を狭めないで、やってみる!のチャレンジを繰り返すうちにきっと少しづつ身に付いてくると思っています。
もちろん完成した額縁に関しては、これでいい、がないとお渡しするつもりはありませんので、彫りの作品は苦労すると思いますが、時間がかかってもやりきって納得してお渡しするつもりです。
彫ってみると今のでは足りないのを感じ、その後、何本か追加で木軸のを買いましたが、時間はかかりましたが藤巻のをゼロから一本作っていただきました。
今後はできれば藤巻の彫刻刀を増やして行きたいと思います。
藤の部分が数年後、もっと先には飴色に変わっていくと思うのですが、その変化も楽しみです。
大事な大好きな道具です。
河清刃物 http://kawasei.asia/
インスタグラム kawaseihamono
右は完成した額縁の写真です。
倒れないように重く重く、と、厚い集成材を使って作りました。
真っ白な漆喰に少しアイボリーにするために顔料を混ぜて色をつけました。
シンプルな真四角の額縁です。
今回の依頼主様はハッキリとしたイメージは持っておられて、それを作ってもらおう、という感じのスタートでした。
額縁に入れるのはキャビネサイズのお写真。
漆喰をご希望です。
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「 額を想定している写真は子どもの写真です。
成長とともに写真の入れ替えを想定しています。
手焼きする写真のため常に白黒写真になります。」
このご注文メールを読んであたたかい気持ちになりました。
お父さんの写された手焼きの子どもさんのお写真を、成長とともに入れ替えて楽しむための額縁……♡
最初のご希望はオーソドックスな薄い四角い漆喰の額縁でした。
もっと幅広いフレームの方がお写真が映えそうです、とお伝えしたら、置く予定の場所が幅が広くないので2方向を広くしたらいかがでしょうか、というとっても面白いアイデアを、寸法入りのラフを添えて送ってくださいました。
そして縦と横に置き換えられるようにしたら、とのアイデアも。
思ったこともない面白い額縁でした!
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依頼主様は二方向におけるようにとの事でしたが、いっそのこと4方向を楽しめたらいいのでは、とアイデアの追加をさせていただいたり、厚さのご意見などいただき、メールのやり取りで完成した額縁です。
入れる写真によって映える置き方があると、完成してから思いました。
そして真っ白でないアイボリーの真四角の額縁はお花もグリーンもそばに置いたらとっても似合いそうな、スタートからはまったく違ったシンプルな素敵な額縁が完成しました。
結構重さがありますし少し奥深いので、普通は入れっぱなしの多いフォトフレームよりずっと取り替える頻度の高い額縁としてこれから活躍してくれそうですので、依頼主様が置いたまま簡単に入れ替えできるように工夫をしました。
幸せな額縁ですね!
2014年11月、絵画教室で知り合った友人とお互い初めての二人展をしました。
横浜の山手111番館のギャラリーは抽選会があります。私はどうしても出席できず友人が参加いたしました。
彼女は見事に一番くじを引き、11月の好きな週を選ぶことができました。
二人展のタイトルは
「土 × spirit 」- 土と漆喰による額と彩画の二人展 -
いざ友人の描いた絵に額装となったとき、どうしても普通の額縁が友人の絵に似合わない気がして、その時初めて漆喰の額縁と「 土 」という素材を使って額装を手がけてみることにしたのですが、このころは木の額縁も経験少なく未熟でしたが、さらに漆喰や土は、まったくのど素人。
いつもイメージが先にきて、さて、どう作ろうか、というパターンがよくあります。
新しいことへのチャレンジは、失敗したら、との思いもありますがどうにもやってみたくなってしまうんです。
よく言われていますが「やらないよりやった後悔」の方が、きっと何倍も清々しい。
そう思って飛び込むWAMです。
幸いに今はネットで色々な情報を手に入れることができますから、それから調べて取り寄せて、チャレンジ、の日々でした。
白いお城は漆喰そのものですが、ひび割れたほかの作品は漆喰ではなく「土 」です。
左官の本を何冊か購入しました。
そこに土壁を作る材料として載っていた生石灰。
生石灰はお菓子や乾物などの乾燥剤として一緒に袋に入っていますが、強アルカリですので園芸では寒い時期に庭の土と混ぜて殺菌、消毒に使われています。
そこでよく書かれていますのが「水に触れさせると発熱します 」との注意書き。
狭い作業部屋で生石灰は発熱…………湯気も出てきて、お菓子の袋に書いてある「発熱」の体験ができましたが、どれくらいの温度になるのか緊張した記憶があります。
その発熱した生石灰と、土を混ぜて、そこに「スサ」と呼ばれる藁や麻の細かく刻んであるのも混ぜ込んで、小さな金属のボールの中で土壁の材料を作ることができました。
土壁の配合は季節によって変える繊細な世界のようですので、もちろんプロの方たちからみたらひどいものですが、今、もう一回、と言われてもあの時と同じようにはできないであろう勢いがあったな〜〜と思う4年前 …………
土壁素材は額装にももちろん使いましたが、小さなオブジェとしていくつかの色土と混ぜて、山手の洋館のおしゃれな窓辺で暗くなってきたらライティングもして飾ってみました。
右下にすこし見える立てかけてある大きな作品は、フレーム部分は土で中の部分は漆喰の表情だけで完成させました。その大きなパネルも今は作業部屋に。
左上に少し見えるのはドライフラワーを飾れる作品。
家にある聖水入れを石膏で型取りをして、土と漆喰で作りました。
いい感じのひび割れも予想外でしたが、初チャレンジの二人展の勢いと、友人と私のスタートだったな〜と思える感慨深い作品として、今は作業部屋の壁に飾っています。
二人展の時の作品は、少しずつ創作日記でご紹介していきたいと思っています。
3月はWAMの額縁を数点使って展示してくださる作家様の個展が3カ所で開催されますが、昨日は三鷹と西荻窪に行って参りました。
初めてのギャラリーの訪問です。
どんな雰囲気のギャラリーかとても楽しみに駅から歩きましたが、途中途中足を止めたくなるお店がたくさんで、さすが西荻窪と思いながらおしゃれな雑貨のお店を曲がると、ホームページで拝見した樹木に覆われたギャラリー「寿庵」さんの丸窓が見えました。
丸窓からは作家様とお客様の姿も見えます。
樹木に囲まれ、落ち着いた木のドアのガラス越しに作家様に会釈。そしてそのドアをそっと開けて、静かにご挨拶して作品を拝見させていただきました。
入ってすぐ右手にハガキのワンちゃんの作品がかけてあり、思ったよりも大きくてインパクトがある作品でした。
あの作品の「目」はハガキで拝見した時から、心に残りましたが、なんとも寂しく奥底が揺さぶられる好きな作品です。
以前観させていただいた心が荒れた子猫の作品の目も印象的で、近づくと引っ掻かれそうなキリキリと悲しい感情を目から感じる作品でした
そして今回のワンちゃんの目は、もう心に収まってしまって表だっては落ち着きのあるように見えながら、でも、心の奥に残るなんともいえない排他的な寂しさを感じます。
明るくて元気な絵もパワーをもらえそうでいいけれど、こういった作品が家に飾ってあったら、寂しい時…悲しい時…エトセトラ…そんな感情に寄り添ってくれる優しいコーナーになりそうです。
色々な感情の目を描ける感性には羨ましくもあり心も打たれます。
残念ながら、決して体験することのできない作家様の心の奥の奥にある世界を、作品を通して外から「感じる」ことが私に唯一出来ること……
そのためには、曇りのない嘘いつわりのない心を準備しておかなくては、と思うWAMでした。
まだ会期中です。
3月10日まで開催しております。
ぜひご覧いただきたく存じます。
ギャラリー「寿庵」ホームページ http://www.iseyajuan.com/
(間違ったホームページをNewsで載せていましたので、3/7に訂正させていただきました)
この額縁は、創作日記ではチークのカンナをかけるところからご紹介させていただきました。
そして「 傷 」「 どちらがおおきいでしょうか 」
そして今回の「 外国の小さな蚤の市で見つけたアンティークの額縁」が最後のアップです。
ご依頼くださった方は、ローマの古書店で見つけて買われてきた作品を、知人のお子様のご出産の贈り物にしたいとの事でした。
そして、ご出産お祝いなら急がなくてはいけませんね、とお伝えしたら、「手作りの良さをお子さんが将来わかっていただけたら、という気持ちが強いですのでゆっくり取り組んでください」と、とってもステキなコメントをいただきました。
古典額縁が似合いそうな、いかにも ヨーロッパ な作品の額装は初めてでした。
漆喰・金属・他、色々な素材で作っていますが、この作品に関しては、いかにも、の王道で作りたいと思いました。
ご依頼主さまもそれがいいと思いますとのこと。
チーク材に決めたのは密度です。
チーク材は彫刻刀の彫り方で木目にそってはがれやすいところがありますが、木目の詰まったズッシリとした重さが長い歴史に耐えてきたアンティークの風格をあらわしてくれそう。
油分が多く含まれていることから、水やシロアリにも強く、2千年以上前から船の材料や、宮殿や寺院の豪華な建物にも使われていたそうです。
チーク好きのWAMですが、今回もぴったりな木材です!
作品は 122 × 104
額縁外寸は 300 × 230
デザインが45度カットのフレームではないので、チークの一枚板を取り寄せることにしました。
写真はカンナで削って真っ平らにしてから、細かい部分を切り出して組み合わせた状態の額縁です。
仕上がりの目標は、創作日記の題名「 外国の小さな蚤の市で見つけたアンティークの額縁」
偶然、貴重な「宝物」を見つけたような、そんな額縁。
ラフでは、作品の周囲は彫刻するデザインにしてありますので、しっかり彫刻をしてから少し削って味を出そうと時間をかけて彫刻をしました。
依頼された作品ですから、キレイにキレイに、と時間をかけて経験の浅い彫刻をがんばってしたのですが…………
残念ながら彫りが強すぎて、その部分の高さもありすぎて上の模様よりも目立ってしまう、と後悔 ;;;
実は彫刻する前に高さで迷ったのですが、削りすぎたらもう替えの木材もないのでそのまま進めてしまった場所でした。
心がざわざわザワザワ…………
気付けば、カンナをもちだしてきて、一心不乱に削りはじめ………………
結果、頑張った彫刻はかすかな凹みを残すのみ…………でも心はホッと穏やかになりました。
やってしまったかな ; ; ; とも思いましたが、ラフにある形を新たにかすかに彫り込んで、上の模様も彫刻の後ヤスリがけして磨り減ったように仕上げたらいいバランスになったので、カンナで削って正解でした。
きっちりでなく雰囲気を決めて作り始める事もあるので、途中変更もあったり決めていないところもあったりやり直したり、それで時間がかかってしまうこともたくさん。
でもいい結果になることが多いので良しとしていますが、いつか、無駄なくゴールにたどり着けることがたくさんになる事を望んではいます ;;;
額縁の周囲の線は外側を一段低くする予定で描きましたが、彫りながら路線変更。
段差つけて削り落としたら外周りのラインが弱くなってしまう気がして、周囲になだらかに下りを付けて周りを立ち上げることにしました。
ラフでは考えなかった仕上げですが、真っ平らでなく、周囲に向かって削り落としてカーブをつけたことが、木なのに柔らかさも出て、繊細さも出て、見た目で重厚すぎない程よい重さにもなり、とても満足できる仕上がりになりました。
ステイン塗装の仕上げは蜜蝋ワックスで保護しました。
最後の作業は、贈られるお子様のお名前と生年月日を裏に入れてほしいとのことでしたので、それを刻印して完成となりました。
この額縁は、ずっと心にあって作ってみたかった額縁のイメージそのものでした。
それを贈り物にしてくださるのも、なんだか嬉しい気持ちです。
お祝いに贈られましたお子様に、いつかご依頼主様の思いが伝わり、一生手元に置いて大事にしてくださったら幸いです♡
昨日は忙しい一日でした。
本当は当日配達で8時45分まで営業所に持っていく予定でしたが、結果、もう直接お渡しするしかない状況になり、細かな作業をしてから、午後に家を出てガラガラと大きなトランクを転がし、藤沢から1時間半、額縁を納品してきました。
なぜ間に合わなかったかというと、いくつかの作品の一つに、細いフレームの額縁を依頼されましたが細くて濃いブラウンの額縁に入っていたので、そのイメージに囚われて、細い額縁は経験がなくそのまま作ってみたのですが、なんだかモヤモヤモヤモヤ……
なんだかつまらない……
急遽、作り直すことにしました。
ちゃんとWAMとして考えなかった事を反省でした。細い額縁は結局、素朴な作品に似合いそうなチークをつなぎ合わせて作ったのですが、テーブルソーの横にフレームの土台を置いてサイズを合わせながら貼り付けて、久しぶりにラフな作りの額縁を作り、とっても楽しい時間でした。
きっちり作るところと、そうでないところ、やりすぎてもいやらしく、やらなさすぎてもつまらない。
いつもそこを行ったり来たりの作品作りの創作の日々です。
他にもいくつか作りましたが、三鷹の「アンダンテ」いう、コーヒー豆の焙煎販売していてコーヒーも飲めるお店で、3月に展示をされる方の額縁です。
キャラメル画という、まさに砂糖を焦がしてできた画材を使って作品を描かれている方で、すごく繊細なステキな作品です。
ほかの画材のも創作されていて色々展示されます。
下の作品は 「クレマチス」
作品は、以前ご紹介したチークのナチュラルな額縁で額装されます。
無塗装の木目と節のあるチークの額縁にとっても似合っていました。
そして、作り直した細いチークの額縁は、案内ハガキに使われた作品を入れたのですが、額縁と合わせた瞬間「わー!いい感じ!」と、思わずハイタッチ♡
作り直してよかった、と一安心でした。
3月に三鷹の「アンダンテ」で展示販売されますが、またNewsでご紹介させていただきます。
「クレマチス」 瓶 史子
額縁の大きさは一緒です。
a と b どちらのデッサンの作品が大きいでしょうか……
……
……
……
……
……
……
……
……
……
……
きっと答えは圧倒的に a ではないでしょうか。(と、願いたい;;)
知人に見せたら左側が大きいんでしょう?と言われて、やった!と思ったWAMでした。
もし、即答で「おんなじでしょう」と言われたら困ってしまう、今回の創作日記。
実は上の模様以外全ておんなじ大きさなんです。
右側の b は最終的にお客様に提案して決定したラフでした。
ですが、作り始める前にレイアウトの再確認した時、b は 下が空きすぎて上が詰まっているのが気になり、作品とその周りの彫刻部分を下に下げて、上の彫刻する模様を大きくしてみたんです。
ここいらへんかな、と下げてみた下の部分の幅は偶然、左右とおんなじでした。
すごく収まりが良くなったのでこれで作り始めようかなと思いましたが、ふと、左側の作品が大きく見えることに気付きました。
これでスタートが決定!と思いました。
なぜなら、以前絵を習っていた時に、「 良い絵は大きく見える 」と、先生が言っていたのを思い出したからです。
目の錯覚なんです。
ということは、このレイアウトは上手くいったという証拠。
b は 大人しくて奥ゆかしくて b が好みの方もいらっしゃると思います。
お客様が b が良いとおっしゃったら bを作るつもりでしたが、ご注文が「 小さくて密度の濃い額縁 」でしたので、a をお勧めしました。
そしてうまくレイアウトできたのは、もう「動かしようがない」「無駄がない」ので、きっとその分チカラ強さが出るのではないか、と思うんです。
このラフは、前回の「 傷 」「カンナ」で登場したチーク材を使った額縁のデザインです。
次回は完成までのお話しに続きます。
今までに沢山の「傷」がありました。
こう書くと心に残った傷、みたいに思えるかもしれませんね。
ましてや今は深夜2時を回った時間。感傷に耽ってしまいそうな時間ですが……
でも、この「傷」は WAMが今までに額縁につけた傷のこと。
ですが「今までに沢山の傷がありました」
という意味深な言葉は、WAMにとってやっぱり深い意味のある言葉。
額縁でついた傷は、色々な役割をしてくれます。
注文してくださる方はその傷が良い!といってくださる方が多いんです。
写真は未完成の作品。
手作りの温もりが伝わる額縁を望んでWAMにご注文いただきました。
これから少しヤスリかけて塗装仕上げです。
手作りの味わいがご希望ですが、 傷 = 手作り とはならず……ですのでどう仕上げたらいいか悩みましたが、見本でお見せした額縁をすごく良いといっていただいた事を思い出し、開けた瞬間、送られた方が、どこかで買ったアンティークかしら?と思ってもらえる額縁に仕上げることにしようと決めました。
ですので、意図的に傷をつけます。
長い間にすり減ったり、うっかり傷をつけてしまったり……を想像しながら、経年で磨り減りそうなところにヤスリをかけたり、うっかり風の傷をつけて、アンティーク風に仕上げます。
「キズ」には色々あります。
今回みたいに意思を持ってつけた「傷」
そして、うっかりつけてしまった「傷」
今回の依頼主様が、うっかりついた傷がいい感じで活かそうと思う、と「カンナ」のタイトルの創作日記でコメントした私を褒めてくださったので、「許せる傷」です、と返信したのですが、その後「許せる」は良い言葉ではないなーと思いました。
ですので「許せる傷」でなく「褒めたい傷」に訂正します、とメールで追伸しました。
「褒めたい傷」以外はいい言葉ではないと思います。
うっかりキズをつけてしまって、やり直しでとても苦労した額縁もありました。
それは、許せない「傷」……
今後も「傷」には悩むことも多い WAM でしょう。
甥っ子には二人の女の子がいます。
おっとりした長女と元気な次女。
長女のちひろちゃんはとってもいい絵を描き、よく学校でも選ばれているとの事。
3年4年5年と一枚ずつ残した絵をスマホに撮って処分するというのを聞いた姉が、気に入っている絵だから家に飾りたいとの事で額装することになりました。
5年生の時のはまだ戻ってきていないので、今回は2点額装しました。
今はスマホに記録が簡単にできるのでかさばるものは処分、という選択もありますが、こうして額装すればいつでも眺められて大事にできそうですね。
絵が大きいので、重くないポスター額にとのことで軽く仕上げましたが、ここまで軽い額装は初めてです。
2ミリのアクリルでなく、ペットボトルを再生した薄いシートを使いフレームも細くしました。
後ろもベニヤでなく、3ミリの段ボールを使っています。
杉の細い木を使い、木目の味わいと色もそのままにナチュラルに仕上げましたが、2枚、いずれ3枚並んでも圧迫感なく暖かなイメージになれば良いかと思います。
色も綺麗だしわたしには描けない指の形、後ろ姿のクラスメートもなんとも言えない味があり、製作中も、完成して姉の家の壁に飾ったのを見ても、良い絵だな〜〜としみじみ感じます。
今6年生ですが、中学校に行ったらテニス部か吹奏楽部に入りたいとの事。
これから楽しい学校生活送ってね(^^)!
前回、楽譜の写真をご紹介させていただきましたが、先日無事納品させていただくことができました。
楽譜のサイズは 280 × 370 ㎜
額縁の外寸は 546 × 432 ㎜ 結構大きい額縁です。
「チリのアンティークの楽譜」の額縁は、ご注文者様がはっきりとしたイメージがおありになって、お聞きした時にぴったりだと思いましたのでそのまま作らせていただきましたが、WAMの「Works」より選んでくださったデザインを黒漆喰に変えて作っていただきたいとのこと。
楽譜が強くインパクトがあり、黒い色がしっかりしていますので、黒漆喰でも負けないと思いました。
ですが、なるたけ厚みを少なくして重くないように気をつけることと
アンティークらしいシワや揺らいだ味をそのまま活かすため、楽譜を浮かせて額装しました。
楽譜のコピーを置いて、フレームのバランスを目で見て決めます。
黒い紙の上でフレームの外寸法を決める白い紙を動かして全体のバランスを決めることにしました。
普通、額縁は天地と左右を同じ幅のフレームを45度にカットしてできるのですが、時折、天地と左右の幅が同じことに違和感を覚えることがあり、変えることがあります。
以前、アルミで作りましたのは ( 9月の創作日記「モノクロームの世界展」の北野様の額縁 ) 横長の額装でしたが、左右のフレームの幅を広くした方が心地よい気がして変えてみましたが、今回は天地を幅広くした方が黒の配分がちょうどよい気がしたのです。
左側は45度カットの天地左右が同じ幅のフレーム。一般はこれが主流です。
右側は天地を少し幅広く変更。
左はなんだか甘すぎるのと、黒が重い気がしました。
天地の幅を少し広く変えてみたらちょっとキリリとして、見ていて飽きない感じがしたのでこの幅で作らせて頂くことにしました。
以前のアルミの額縁は左右広くしたい、今回は天地広くしたい、と感じるイメージについて考えてみましたが、絵が持っている流れの方向を強調したいのかもしれません。
また、「楽譜」から「神聖」なイメージも感じます。
教会とか十字架とか、神殿のイメージは縦長を連想させるので、天地を強調した縦長が「楽譜」の世界とマッチして心地よかったのかもしれません。
漆喰のコテ跡も残してあります。
汚れ防止のために仕上げには自然素材のミツロウワックスを使っていますので、優しいツヤがあります。
依頼主様の家での心地よいコーナーになりますように……
早いもので1月も終わりです。
1月最後の創作日記になります。
先日始めて「モノタロウ」で買い物をしました。木ネジ、ヤスリ、アルミプレートなどなど。
個人事業主で登録をしたのですが、後日、厚いカタログが2冊届きました。
思わず、「嬉しい〜〜!」と言っていた私でした。
会社名で登録したからでしょうか。プロ仕様の品物がたくさん載っていて、何に使うのだろうかとか、何か使えるのはないかとか思いながら分厚いカタログのページをめくります。
家には大きなマキタの大きなテーブルソーと、プロクソンの小さなテーブルソーとミニルーター、丸ノコ、電動の糸鋸、ジグソー、サンダー、ドリル2本、ほか、電動工具が色々ありますが、あっちこっち動き回って使い分けしています。
危険ですがなくてはならない物たち。
「DIY女子」という言葉もあるくらい、物作りの好きな女性はたくさんいるようですね(^^)
我が家も色々といじっていて、クローゼットの扉を外したくても金具が取れず、お問い合わせして外し方聞いても分からず、結果、ジグソーで扉を切って外したこともあります。
家をめちゃくちゃにするな!と怒られましたが(^。^)💦
猫の出入り口作るのに扉の下に穴を開けたりもしました。
快適に暮らすのに、こぎれいに我慢して暮らすよりもやれることはやってみたくなります。
クローゼットの扉を外したのは寝室に小さな書斎を作りたかったからですが、外したその日の夜、たまたまドクターコパさんが「真西の書斎は仕事運が落ちる」ということをTVで言っているのを聞き大ショック!
なぜならそこは真西だったからです。
どうしようもないことは気にしないですが、できることはしないでおきたい「風水」。
ましてや旦那様の仕事運は重要ですから。
後日、ネットで探して鎌倉のお店まで見に行きクローゼットの扉を購入して、自分で取り付けをしました。
良かったことは合板だったクローゼットの扉が、安い価格で本物の木の扉になった事。
しっかりとしたブランドの合板より、本物の木の方が安い現実………。
寝室ですので、木の扉はホッとして和むことができて、これはこれで良かったんだと思っています。
タイトルに「 カンナ 」 と入れたときに、女の子の名前みたいだなーと思いました。
実は工具の「カンナ」
こんなに可愛い名前とは今まで思いもしませんでした。
思い込みや持っているイメージを時折見直してみたら、もっとたくさん面白い発見があるかもしれませんね♡
写真はチークの大きめの一枚板。
サイズが大きいので材木屋さんで取り寄せとなり、昨日やっと手元に届きました。
表面が荒れているので、最初は電動のサンダーかけてみましたがなかなか綺麗にならず、ふと、カンナの方が早いかもしれないと思い立ち、カンナがけをしてみたらやはりサンダーより早くて、おまけに真っ平らでないぬくもりのあるいい感じの表面になりそうです。( 下手ゆえに^^;)
予想もしていなかったので嬉しい誤算!
今回の依頼主様は、手作りの温もりが伝わる仕上げがご希望との事ですので、このカンナの味わいが活かされる仕上げができたら、と、思います。
今年初の創作日記(^^)
また色々楽しくアップできたらと思います。よろしくお願いいたします。
今回は、昨年チークの額縁をご注文下さった方からのご依頼でした。
アンティークが大好きとのことで、ガーデンもとっても素敵!というのをご友人からお聞きしています。
ずっと家にあったアンティークの楽譜を額装してほしいとのこと。
「アンティークの楽譜」と聞くだけで、そそられる私ですが、早速送ってくださって開ける時もワクワクでした。
このお仕事ですので、皆さま大事な作品やお品物を私の元に送ってくださいますが、開けて作品と対面できる瞬間も楽しい時間です。
開けた瞬間から、どんな額装がいいのか、と思考や感覚がスタート。
早速開けて対面しましたが、私が「楽譜」で想像していました以上にしっかりとした強い個性のあるアンティーク感満載の素敵な楽譜でした!
額装もやりがいがありそうです。
メールでやりとりさせていただいて、デザインも決まりましたのであとは作るだけ。
とても楽しみにしてくださっています。
このチリから来た「アンティークの楽譜」を手に入れられたのは35年前のことだそうです。
60年くらい前にチリに在住されていた叔母さまがチリで買われた楽譜だそうで、日本に帰り吉祥寺で喫茶店を開き、そこで飾っていたのを気に入っていただいたとの事。
ずっとご自宅で飾られていたそうですが、今回額縁をあらたに依頼してくださいました。
ご依頼主さまが楽しんでくださって、いらしたお客様にも素敵な楽譜!と思ってもらえるような額装をさせていただくように頑張ります。
今、一点製作中です。
やり直しばかりで時間かかっていますが、修行のように作っています。
一瞬の気の緩みで失敗してしまうから。
でも、作り直すたびに発見があるんです。
いま、すごく良い体験しているな〜と作りながら思っています。
年内に終わらないと気持ちよく新年を迎えられないので、年末の今ですが丸ノコの音を響かせて没頭中。
このホームページへの書き込みはいい気分転換になっています。
旦那さまがよく中国茶をいただいてきますが、なかなか飲まなくて、あるとき、コーナー作ってすぐ飲めるようにすれば良いかも、と、作った 「 飲茶コーナー 」
以前いただいて可愛くて飾っていた赤いお茶の缶に、ちゃんと中にお茶入れてテーブルサイドに置く事にしました。
烏龍茶 鉄観音 緑茶 白茶 ジャスミン茶 普洱茶 ライチ茶
そのままでは缶もバラバラで見た目まとまりもないので、長〜〜いお盆を作ってそこにお茶の缶とか茶器や、茶こぼしも一緒におけるようにしましたら、お掃除もしやすくて、お茶も毎日飲むように。
今年3月くらいに作ったコーナーでしたが、6月の検診で旦那さまは体重も減って数値も良くなり、中国茶の恩恵かと思っています。
あと少しで今年も終わりですね
クリスマスツリーの上に飾られているお星様🌟
『この星は、キリストの誕生の時に、星空に現れたと言われている「ベツレヘムの星」をあらわしているそうです。
これは東方の博士(賢者)たちを幼子イエスへと導いた星。
博士たちは、東方で不思議な星をみて、それが主の到来を告げるものであるということを悟りました。
そして彼らはこの星に導かれ、遠くユダヤの地 (現在のイスラエル) にある
ベツレヘムという町にいた
幼子イエスとその両親の元へとたどり着くことができました。』
と、ネットで書いてありました。
娘家族にクリスマスに何か手作りのプレゼント、と考えて、単純に星のオーナメントを作ろうと調べましたら、ツリーのてっぺんにあるお星様の意味が書いてあり、お守りになるとの事。
「星」は直径12cmくらいあって結構大きく作りました。
それともう一個の小さめの星。
とても喜んでくれました。
クリスマスツリーの星の意味、全然考えた事なく、意味があるから使っているのに、おしゃれ!可愛い!で終わっている事たくさんあると気付かせてくれました。
忙しくて無理かな〜と思いましたが、荷物開けた時喜んでもらえたら、と、翌日配達受付の5時ギリギリに完成。
写真撮る時間もなく、娘にお願いしましたら素敵に撮ってくれて
おかげさまでこうしてクリスマスイブにアップする事出来ました。
お守りとして守ってくれたら何よりです。
そして7月の個展の時、お婿さんが真っ先に駆け寄って気に入ってくれましたアルミの額縁。
遠方から来てくれたお礼に終わってすぐにプレゼントしたのですが
古民家再生した家のダイニングルームの一部に使われている、木毛 (もくもう) セメント板にとても似合っていて、気に入って大事にしてくれています。
木毛セメント板は、漆喰壁に描くフレスコ画の下地に最近は使われる事があると、以前テンペラ画の画家さんにお聞きした事があります。
残念ながら、今はほとんど作られていない土壁の下地に使われる藁や竹のように、隙間があるので漆喰が剥がれずらくなるのです。
オマケに軽くて丈夫で持ち運びに便利で、漆喰壁に描く作品にはぴったり!
普段目にしている建材の意外な使い方です。
この古民家再生した 建築士事務所 「L・P・D」のホームページです。
ぜひのぞいてみてくださいませ。
シンとした静かな作業部屋でふと後ろをふりかえった時、北側の窓辺の天使の羽だけに光があたっていて、ハッとしました。
南側の高い小さな窓から差し込んだ
夕方の暖かいやわらかな日差し……
まだちゃんとスタートもしていない時、手作りしたい気持ちだけはありましたので、レンタルの棚をお借りして販売するために作った「天使」でした。
そこではアクセサリーの販売が多かったので、イヤリングやネックレスをかけられるグッズにしました。
結局は売れず、我が家の窓辺でわらの入った漆喰のトルソーと並んで私の作業を後ろから見守ってくれています。
今少し大変な作業しているのですが、応援してくれている気がして
あたたかい気持ちになれました。
上の写真はご依頼いただく前の、額装された作品を飾ったコーナーを撮ったお写真です。
作品は函館に旅行された時に買われたA4サイズの風景画。
お受けした時点ではクリーム色の細いフレームの額縁に入っていて、後ろには買われた時の日にちとサインが書き込まれていました。
大事な記念の作品。
壁の右側には小さな金属のドレッシーな額縁が飾ってあり、クリーム色よりアルミの額が似合うのではとの事。
ご相談いただいたのは丸頭の釘がフレームの端に打ち込んであるアルミの額縁でした。
たしかに金属の額縁が似合いそうです。
お伝えいただいたアルミも検討致しましたが、右側の繊細なフレームとのバランスを考えた時、小さな丸頭釘が並ぶ男前インテリアに似合いそうなデザインとアルミのひかり加減が強すぎる気がしました。
そこで、ハンダで加工したいくつかのフレームを重ねて大きめの丸頭釘をうるさくない程度にアクセントにしたら、ハンダの表面の揺らぎと合わさってほどよいハードさになるのでは、と作ってみました。
変色加工も考えましたが、そのままが良い気がして何もしないで送らせていただきました。
もちろん、思い出の日にちとサインの入った裏板もそのまま変えずに。
薄い板にハンダ加工した3枚のフレームを重ねて、接着材を使って接着したのと、さらに飾りにした丸頭の木ネジでもしっかりと止めました。 ギュッ!と締めることにより、オモテ面の細いフレームに盛り上がりができ、サイドは金属加工された3枚の重なりに締め付けたところと隙間が空いたところの強弱ができて、まっすぐよりも良いアクセントになった気がします。
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金属にもとっても興味あって、鉄は素敵ですが、重いのと作業を家でするには相当のパワーが必要かと今は断念。
塗料でそれらしく仕上げるとか、ほかの金属でチャレンジしています。
わたしは色々な素材を使うので、知識はネット検索して参考にしながら、自己流が大半ですので、あれとこれはどうやったらいいんだろうとか分からない事がたくさん。
いずれそういう教室にも参加したいと思っています。
写真は真鍮のトレー。
いつどこで作られたかわかりませんが、いつかこんなのも作れたらいいなと思って、 とても安かったので買ってしまいました。
時が経っていい感じに黒ずんでいます。
早速試してみましたが真鍮同士、ハンダ試してもくっつかず断念していましたが、たまたま金属加工のところとご縁あってちょっと聞いてみました。
やはり真鍮はハンダは付くとの事。
付かなかったのは汚れをちゃんととっていなかったからのようで、「フラックス」というハンダの材料が金属の汚れを綺麗にしてハンダ付けしやすくするのですが、もっと強力なのがいまあるから、色が変わるけど試していいかとの事。
教えてもらえるのが嬉しくて、早速試してもらいました。
バケツに入った液体に、真鍮のトレーの端っこをつけたらすぐに金ピカの元の色に!
その後はまだ真鍮のハンダ付けは試していませんが、今も一部、キラキラしています。
ご縁あった記念のピカピカです。
最初、作品の周りを5ミリくらい開けて、すぐに太い幅の木のフレームに囲まれてもいいかとおもいましたが、作ってみたら重くて息苦しい感じになってしまいました。
フレームは濃茶にしようと決めていましたが、今回の作品は一回マットで額縁と距離をおいた方が絵が引き立って見えると感じ、マットを作ることにしました。
実はマットはあまり好きではありませんでした。
でもマットの役割もちゃんとわかっていましたが、マットにですら、味わいを欲しくなってしまう私です。
前から温めていたことですが、マットを手作りしていい感じにしたいなーと思っていましたので、今回初めてチャレンジしてみました。
和紙に数種類の茶色を濃度をかえて着色してみました。
写真の、和紙を置いてある下のクラフト紙の色にそっくりなのが、決定して大きな和紙で作ったマットの色です。
最初はいい感じと思ったのですが、ちょっと濃すぎてしまったようです。
また作り直してもう少し軽い色にしあげました。
もう一点の作品は絵が楕円ですので、先の四角い作品と違って余白が多いからか、マットなしで重い木の色と質感きても大丈夫そう。
チーク材でおもしろいかたちがありましたので、それを使って額縁を作ることにしました。
2点並べて展示して、いい感じのバランスな気がします。
マットに挑戦できた事は良かったです。
またマットでは試行錯誤してみたいと思います。
今回は予算がかけられないとの事ですので、色々な作業は時間かからないけれど絵に合う木材を選ぶことにしました。
最初は絵を引き締めるために濃茶のフレームと決めていたけれど、チークがいい感じで、絵にも似合いそうなので無塗装にする事にしました。
写真には写っていないですが、チーク材の面白い表情のところがアクセントになって、十分個性的な額縁になったのではと思います。
それこそ一点物です。
額装しましたのは、以前、テンペラ画の作家様に作った額縁です。彫ったところに金属入れましたが、今回は重くなる気がしてやめました。 同じデザインでも、ラワン材使ったのと彫りのところをヤスリかけてカーブつけたのと、マットな黒で、柔らかいイメージ。 あたたかみがあった方がよいかもと、絵の後ろを赤い色で着色しました。
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7月に銀座で個展、と決まった時、「銀座」というイメージにちょっと気後れしてしまいました。
私のは合わない気がしたのです。
そこでちょっとセーブかかってしまい、あまり自由に作れなくなった気がします。
その中で、油彩画とか描くかたが見にいらしたら、とキャンバスのサイズに作った中の一点。
F6 で窓寸法は 380 × 284 。
いかにも額縁、というデザインです。
以前この形で正方形に作ったことがあります。
結構気に入っていて、また作ってみたいと思っていた作品でしたので再チャレンジしました。
以前はラワン材でしたので柔らかい風合いでしたが、今回はタルクという石の細かーい粉で片栗粉みたいなのに、膠を混ぜて木に塗り重ねしましたので、カッチリ硬い仕上がりに。 木目を消すためとエッジやみぞのラインをやわらかくするために石粉の上塗りをしました。
額縁の王道だなーと思うデザイン。 銀座での個展の時の額縁は真面目だったと思っています。
今度はもっと弾けたい気分。
こういうのも作り、もっと凝ったのも作れて、自由奔放なのも作る、みたいに、自由に動き回れるチカラをつけていきたいと思って、今、古典額縁のお教室に通っています。
イタリアで額縁を学んでこられた先生の時間に変更していただいたばかりですので、これからきちんとした古典額縁の技術や彫刻刀の研ぎ方、ほか色々学びたいと思っています。
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相変わらず、大人気のチークの十字架ですが、買ってくださった方々はそれぞれそのままでなく額装を楽しんでくださっています。
今回インスタグラムにアップしてくださった 「gardendaisuki」さんはクリスマスに向けて色々に飾った写真をアップしてくださいました。
ドライフラワーとか色々飾りたいので、一回り大きくして奥行きを2cm にというご注文でした。
きっと色々楽しむにはスタンド式にした方がいいのでは、と思い、後ろにスタンドを作ってみました。
以前アップしたスタンドタイプは、この作品の後に作ったもので、この十字架のチークが最初にスタンドをつけた作品です。
額縁の底も少し斜めにしてディスプレイしやすくしました。
真鍮の棒を曲げて作り、他の金具も試行錯誤して全て手作り。
新しいアイデアが生まれ、そしてチャレンジして上手くいって、こうして少しづつ出来ることが増えて行くのはとても嬉しいことです。
時折思うのは、今回の金具とかもそうですがバリ島とかの家具や雑貨によく似ているかなーと。
便利な機械もなく、綺麗に切れる道具もなく、気楽にまあいいかーみたいに作っているであろう、味わいのある家具や雑貨の数々。
額縁作る前からそういう人の手作りの気配が伝わってくる手仕事が大好きでした。
まあいいかーなんていうのも結構好きです。
でもなぜか、どんなにちぐはぐであっても最後うまく辻褄合わせて完成させてしまう感覚もすごいなーと感心しています。
「 gardendaisuki 」さんの家やお庭には味わいのあるアンティークや雑貨がたくさんで、お庭には大好きな草花が数えきれないくらい。
お花の名前も次々出てきます。
その草花と味わいのある数々の雑貨がとっても素敵に飾られている、手作りの棚や窓やエトセトラ!
本当にお好きなんだな〜〜と、楽しそうに話していらっしゃるのを聞きながら、ウキウキすることがたくさんあるのはいい人生、幸せなことだな〜と改めて思いました。
そんな素敵なお庭やガーデンライフ、ぜひインスタグラムでごらんになってみてくださいね!
↓ 林 陽子さんのインスタグラムです。
「サブリエ」は、国分寺駅近くのマンションの半地下にありますが、入り口の階段もせまくて、そこの通称「アンティーク アベニュー」は、案内に書いてあったように本当に見過ごしてしまいそうです。
けれど、階段降りればアンティーク好きな方は、きっと、わ〜〜ステキ!と声あげたくなるお店が数店並んでいる、ワクワクする空間!
その中の一軒がギャラリー「サブリエ」
外見も素敵ですが、一歩入れば壁も何もかもいい感じです。
今回はさらに西田さまのシックな銅版画の展示も加わってとてもキリッとした大人っぽい空間になっていました。
どの額縁も絵に似合っていて、やはり額装にセンスある作家さまだなーと改めて思いました。
そんな中に、一緒にWAMの額縁に作品入れ展示してくださっていて……
ほんとうにありがたい事ですね!
そして、偶然に今回のご縁をくださった同じ国分寺の「くるみギャラリー」のオーナーのご主人l様がいらしていて、お礼をお伝えできました。
個展で知り合った方のグループ展で、初めてくるみギャラリーを知ったのですが、オーナーの奥様にWAMのお葉書と名刺渡しましたら、「サブリエ」が似合いそう、とご紹介くださって早速その足でサブリエに行かせていただいたのです。
でも、7月のWAM初の月光荘での個展でたまたま通りががりで入られた方が、国分寺のくるみギャラリーでグループ展される、と案内ハガキくださったのが西田さまとのご縁ができるきっかけの最初でした。
偶然親しい友人が国立で絵の展示するのと重なって、藤沢から国分寺のくるみギャラリーに気軽に立ち寄れたのもあり、いろいろなことが重なって、偶然ではないような、嬉しい出来事です。
その方も個展会場にいらしてくださって、お会いしたのが7月の個展以来でしたのでちゃんと直接お礼言うことできてよかったです!
ここでもありがとうございました!とお伝えしたいくらい、これからのわたしにとって意味ある大きな経験ができた良い出会いだったと思います。
国分寺の「サブリエ」では、今、西田陽子さんがWAMの額縁をいくつか使って個展をしていらっしゃいます。
過去の作品から選んでいただいた額縁に作家さまがとっても素敵に額装されて、インスタグラムにアップしていたのを拝見させていただきました。
アンティークも一緒に展示販売しているとのこと。
大好きですので、色々楽しみです。
明日個展にお伺いするのですが、今回は一点だけ、お預かりした作品に合わせて額縁を作りましたので、額装して持っていく予定です。
作品はブラウン系でしたので、、絵に合わせてチークのステインで軽めに仕上げました。
ステインの色も作品によって変わります。
クリスマスが近いから、と十字架の彫りの入ったのを一点選んでくださっていたので、私もクリスマスを意識して十字架を入れてみました。
以前習っていましたテンペラ画は昔の宗教画で描かれていた技法ですので、模写するのも宗教画が多くて、聖母子像や天使、など、宗教色いっぱいです。
そんな絵が大好きですので、キリスト教でない我が家にも模写した作品や大昔のヨーロッパ旅行で買ってきたイコン画など、何点か飾られています。
おまけにアンティークショップで買ったのが壁掛けタイプの真鍮の聖水入れ。
家に来た友人に聞いてみると、やっぱりキリスト教かなと思える、とのこと (^.^)
キリスト教でなくても、聖母子像や十字架は魅力があり、人を惹きつけるチカラがあるように感じます。
おまけにクリスマスの飾りもロマンティックです。
「クリスマス」はきらびやかであり、賑やかで楽しかったり、だからこそ寂しかったり、孤独感だったり……
ふだん思わないことも考えたり感じたりできる不思議な時間……
きらびやかな飾りの中にシックな額縁が一点あるだけで、クリスマスの厳かな空気に少しは貢献できる気がします。
ぜひ足を運んでくださいませ。
[Works] 木目のある額縁 に作品アップしています。
西田陽子さんの銅版画展で展示される7個の楕円を一個だけアンティーク風に仕上げました。
安いガサガサのベニヤには以前から興味ありましたが、今回は生地にベニヤ使っていますので、好きな「風合い」にチャレンジしてみました。
風化の風合い出すために、傷つけて、ステイン塗装して、荒いやすりかけて、木の粉や土も使って、エトセトラ………いじくり廻し……
さらに、釘もサビ加工したら、丸い頭の「丸頭釘」がつるつるでなく錆びて形が崩れたようないい感じになりました。
残りの6点は、膠と土で塗り重ねして木肌をなくしました。
レッドオーカーを塗装した後、さらに色々な色を混色して作った真っ黒でないグレーブラック?を下の色が見えるようにムラに塗装しました。
今回初めて4〜5色混色して作ったグレーブラックでしたが、塗装している時にはじめてでない感じがあり、なんだろう?と、心のすみでひっかかっていた何か…………思い出したのですが、学校の黒い黒板の色!マットな風合いも!
うすーく薄めたホワイトでホコリ加工したのもチョークを消した後にうっすら白く残るのと似ています。
と、いまこの日記書いていて気付いたんです。
きっとこの表現なら、想像つく事でしょうね。
もうすこしレッドオーカーが見えるようにしたらよかったかなとも思いますが、黒一色かと思ったら、ほんのり赤みが……みたいなのも良いのかも知れないのかな、とも。
二種類の楕円額縁は 「Works」にアップしています。